「ナイジェル・ケーボン×フレッドペリー」2015年春夏コレクション|FRED PERRY
FASHION / MEN
2015年2月10日

「ナイジェル・ケーボン×フレッドペリー」2015年春夏コレクション|FRED PERRY

FRED PERRY|フレッドペリー
1950年代と70年代の英国製プロダクトに敬意を表したコレクション

「ナイジェル・ケーボン×フレッドペリー」2015年春夏コレクション

フレッドペリー(Frederick John Perry)とデザイナーのナイジェル・ケーボンの共通点は、テーブルテニスを愛していること ―― 1930年代にテニスの4大大会で世界チャンピオンに輝く前の1929年はテーブルテニスの世界王者でもあったフレッドペリー。彼のファンを自認しているナイジェル・ケーボンは、現在も週に5日は元英国代表のコーチとともに練習しているほどのテーブルテニス好きで、今回のコラボレーションが実現するきっかけとなった。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

ナイジェル・ケーボンのルーツと重なるフレッドペリー

「ナイジェル・ケーボン×フレッドペリー」のデビューコレクションとなる2015年春夏コレクションは、ブランドの創始者・フレッドペリーと、1929年から1954年のあいだに40個のメダルを獲得し5度のワールドチャンピオンに輝いたテーブルテニス選手、ヴィクトル・バルナ(Victor Barna)が着用していたウェアからインスパイアされている。

今回のコラボレーションの制作にあたりナイジェル・ケーボン氏は「フレッドペリーは英国の歴史や伝統をリスペクトし、英国生産にも注力している点が自身のルーツと同様で、共感を覚えるブランドです。両ブランドのファンのみなさまが、このコラボレーションコレクションを楽しんでいただけると思っています」とコメントを寄せる。

FRED PERRY|NIGEL CABOURN

FRED PERRY|NIGEL CABOURN

FRED PERRY|NIGEL CABOURN

英国製にこだわったアウターがラインナップ

今回のコレクションでは、1950年代の初期のテニスウェアで使用されたコットンピケの採用や、1970年代のヴィンテージベストをレイヤードしたシャツなど、デザインの細部までこだわったアプローチを得意とするナイジェル・ケーボンのヴィンテージアーカイブと、フレッドペリーのスポーツウェアアーカイブの両方からアプローチ。

コレクションピースは、1950年代初期にフレッドペリーがトレーニング用に制作したスタイルとナイジェル自身が辿り着いたシルエットがベースとなる。なかでも裏フリースのスウェットのセットアップは、レトロなスポーツウェアを想起させる。また、3ボタンのブレザーは、ランカシャー地方のファブリックメーカー「Dawes weaving(ドーズ ウェーヴィング)」社の織生地が採用され、「Mackintosh(マッキントッシュ)」社のファクトリーで縫製されたもの。

ナイジェル自身のコレクションで人気のカメラマンジャケットをアレンジした異素材切り替えのボンバージャケットもおなじファクトリーで生産され、英国製にこだわったアウターがラインナップ。ウェアにはオリジナルのネームタグとロッカーループ、ホワイトのローレルパッチが採用されている。

さらに、フレッドペリーのアーカイブデザインとナイジェルのアーカイブである1930年代のテニスシューズがベースとなったテーブルテニスシューズと、スコットランド・ダンディーに拠点を置く高品質のワックスコットンメーカー「Halley Stevenson(ハーレー・スティーブンソン)」社製の18オンスのキャンバス地に真鍮の底鋲を打ったホールドオールバッグは、1893年創業のハイクオリティなバッグの制作で名高い「Chapman’s(チャップマン)」社で生産されたエクスクルーシブな逸品となっている。

 

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