FRED PERRY|「FRED PERRY × Jamie Reid」ポロシャツ
コラボレーション企画“ブランクキャンバス・プロジェクト”の新作
「FRED PERRY × Jamie Reid」ポロシャツ
「FRED PERRY(フレッドペリー)」のアイコンとも呼べるクラシックなポロシャツをブランクキャンバス(=まっさらなキャンバス)に見立てて、人気デザイナーらの作品を描き出す「BLANK CANVAS PROJECT(ブランクキャンバス・プロジェクト)」。今回はセックス・ピストルズのアートワークを手がけたことで有名なアーティスト、Jamie Reid(ジェイミー・リード)をコラボレーターに迎えたコレクションを発表した。4月8日(火)より、フレッドペリー ローレル原宿、フレッドペリー ローレル大阪で発売される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
個性を支持し、自由な精神に刺激をあたえるアート
フレッドペリーのベーシックな3種のポロシャツに、ジェイミー・リードのアートワークを大胆にあしらったコラボレーションアイテムが登場した。彼のユニークな視点は、現在起きている問題を明確に浮き上がらせ、自由への侵害に敏感に反応し、激しい怒りと辛辣なユーモアを交えて、政治的、精神的な観点や姿勢を考え直すきっかけを示してくれる。
「A SHORT SHARP SHOCK」は、1987年に誕生した彼のトレードマークである、レタリングを切り貼りした「ransom note(脅迫状)」。“A Short Sharp Shock”の文字が、黒×ゴールドのカラーリングのポロシャツに載せられている。
このフレーズは、ギルバート アンド サリヴァンが1885年に創作したコミックオペラ「The Mikado(喜歌劇)」ではじめて使用したもの。音楽界でも人気を獲得したこのオペラはパンクムーヴメントにまで広まり、象徴的なデザインが誕生した。ポロシャツの左袖には“Victory”と“Anarchy”の頭文字を組み合わせた、彼のシンボル「OVA」がほどこされ、裾にもサインが入る。
モデル「BOUDICCA」は、ローマ軍に反旗を翻したケルトの戦いの女王・ブーディカをフィーチャー。ブーディカが国会議事堂に槍を振り下ろしているアートワークは、体制と秩序への反抗を象徴している。
スタイルナンバー“M3”モデルをベースに、シャツのフロントにはOVAマーク刺繍とマルチカラーのスクリーンプリントが重ねられる。背面にはイングランド南東・クロイドンのビルに囲まれた、ドラクロワの“Liberty Leading the People in revolt(民衆を導く自由の女神)”が一面に描かれている。
「TIME FOR MAGIC」は、ジェイミー・リードの最近の作品の一部からデザインされたもので、自由思想の象徴である野ウサギがモチーフ。野ウサギのスクリーンプリントとブロンズで刺繍された“Time for Magic”の文字は、黒の「M12」モデルのバックにほどこされる。フロントにはブロンズ色の刺繍とホワイトのスクリーンプリントでOVAモチーフが配されている。
FRED PERRY LAUREL HARAJUKU
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