ISETAN MEN’S|メンズ館誕生10周年を記念する“特別な靴”
ISETAN MEN’S|伊勢丹
テーマは「過去のアーカイブを現代的に解釈し、未来につなげていく」
メンズ館誕生10周年を記念する“特別な靴”
今季は“ウォーム&イージー”をテーマにコンフォートで季節感を盛り込んだ靴を提案しているイセタンメンズ。さらに今年は伊勢丹新宿店メンズ館誕生10周年を記念する靴を80種類以上展開する。9月11日(水)から順次登場する特別限定アイテムのなかから、OPENERSではクラシックな名靴に絞って紹介する。
伊勢丹新宿店メンズ館誕生10周年 この秋冬履きたいイセタンメンズの靴 ベスト18→
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Kenta
男の靴の歴史を代表するモデルの“過去・現在・未来”を伊勢丹がつなぐ
未来に繋がっていく一足を作ろう――9月11日(水)からスタートする伊勢丹新宿店メンズ館誕生10周年アニバーサリー企画では、メンズ館各階でさまざまな限定アイテムやイベント、新ブランドオープンなどが華々しくおこなわれるが、メンズ館地下1階の靴売場でも、“過去・現在・未来”をテーマにした伊勢丹別注限定アイテムを販売する。
登場するのは「過去のアーカイブを現代的に解釈し、未来につなげていく」をコンセプトにした、世界を代表する名靴ばかり。ニコライ バーグマンによる特別デコレーションがほどこされたウィンドウ・ディスプレイとあわせて、今回しか手に入れられない靴を見に行こう。
Silvano Lattanzi|シルヴァノ ラッタンツィ
サイドエラスティック×つま先クロコダイル!
1971年に創業し、時代の先をゆくクリエイティブでユニークなスタイルを提案しつづけているイタリアの靴ブランド、シルヴァノ ラッタンツィ。これは名モデル「アラマンド」のイセタンメンズ別注で、サイドエラスティック(ゴムを織り込んだ伸縮性のある生地をサイドに配する)でコンフォートに、トゥのクロコダイルでエレガントを表現した一足。中敷きにも手書きのメッセージが入っている。
靴36万7500円(シルヴァノ ラッタンツィ/伊勢丹新宿店メンズ館)
J.M. Weston|ジェイエムウエストン
「180 ローファー」がバイカラーで登場
男が通過する名靴の一つで、ブランドの代名詞である「180 ローファー」を未来に繋げるために、ジェイエムウエストンのクリエイティブディレクターのミッシェル・ペリー氏が導き出した答えは、黒とネイビーのコンビネーション。180 ローファーがもつ“クラシックでモダンで飽きのこない魅力”を現代的にアレンジし、さらにその良さを未来に伝えていく一足が完成した。
靴9万4500円(ジェイエムウエストン/伊勢丹新宿店メンズ館)
Anthony Cleverley|アンソニー クレバリー
30年代の雰囲気が、2013年秋冬によみがえる
今春からイセタンメンズでの取り扱いがスタートし好調のジョージ クレバリー社の最高級ライン、アンソニー クレバリー。ビスポークで培ったノウハウをもとに生み出した究極の靴から選んだのは、モデル「チャーチル」。往年の人気モデルが鮮やかによみがえり、30年代の雰囲気を纏った美しい白黒のコンビネーションが未来へと繋がっていく。
靴23万1000円(アンソニー クレバリー/伊勢丹新宿店メンズ館)
Crockett&Jones|クロケット&ジョーンズ
過去と現在を融合した、復刻3兄弟
靴の聖地イギリス・ノーザンプトンで誕生し、多くの靴ファンを楽しませているクロケット&ジョーンズからは、過去のサンプルから3モデルをイセタンメンズがチョイス。それを日本人の足型にも馴染みやすく、“パリラスト”と呼ばれている人気ラスト367にのせ替えている別注が登場。パーフォレーションなど飾りやデザインは当時の雰囲気のまま、プレーンで明るめな色が特徴のアニリンカーフで現代によみがえらせた。
靴各7万9800円(クロケット&ジョーンズ/伊勢丹新宿店メンズ館)
Edward Green|エドワード グリーン
シューツリーと箱に10周年記念メッセージ入り
よく見ると現行モデルで人気の「ドーヴァー」に似ているが、じつは1930年代のカタログに掲載されていたものを復刻させたイセタンメンズ別注モデル。ドーヴァーと比べると全体のラインやパターンが細かくちがっているが、今回は細身好みのファンが多いラスト32を使用。素材もシボ感が特徴のウィローカーフにして、より英国のヴィンテージ靴の感じを強調している。シューツリーと箱に10周年記念メッセージ入りなのも購買欲をくすぐる。
靴16万3800円(エドワード グリーン/伊勢丹新宿店メンズ館)
Enzo Bonafe|エンツォ ボナフェ
エンツォ・ボナフェの“はじめのデザイン”
1963年にボローニャで創業したエンツォ ボナフェからは、創業者のエンツォ・ボナフェ氏が既製靴をスタートして「はじめのデザイン」と呼ぶグッドイヤーウエルトの靴を復刻。今回のイセタンメンズでは、このモデルにかんしてはとくにあたらしい要素は入れていないが、「こういうすばらしいアンティークの靴を未来に知ってほしい」ということであえてチョイスしたという。靴の良さがじわじわ伝わってくるまさに名靴だ。
靴13万2300円(エンツォ ボナフェ/伊勢丹新宿店メンズ館)
伊勢丹新宿店
東京都新宿区新宿3-14-1
Tel. 03-3352-1111(大代表)
http://www.isetan.co.jp/