Sergio Rossi|2014年春夏メンズコレクション速報
Sergio Rossi|セルジオ・ロッシ
現代的な鋭さと、クラッシックスタイルとのコントラストに注目
2014年春夏メンズコレクション速報
ミラノで発表された「Sergio Rossi(セルジオ・ロッシ)」の2014年春夏メンズコレクションは、70年代を代表する国際的ジェットセッター、ギュンター・ザックス(Gunther Sachs)スタイルの男性たちや象徴的なロケーションから想起させられる魅惑的な雰囲気にインスパイアされている。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
70年代の気ままで知的なムードを、洗練された素材・色・ディテールで表現
2014年春夏メンズコレクションについてデザインディレクターのアンジェロ・ルッジェリ(Angelo Ruggeri)は、「当時の気ままでいて知的なムードをとらえています。それは、洗練された素材、色、そしてディテールによってあたえられる現代的な鋭さと、クラッシックスタイルとのコントラストを巧みに操ることによって実現しています」と語る。
ブラックとゴールドのカーフレザーのローファーや、上部に特徴的な“Z”の形をしたサンダルは、自由奔放で生まれながらにしてエレガントで、ラグジュアリーかつ魅惑的な当時のシェイプやマテリアルが調和。今回のコレクションを完成させ、より豊かなものにしている。
高級なクロコダイルレザーは、スニーカーやローファーなどカジュアルなスタイルに使われ、より独創的なキリン柄やレオパード柄はあらゆるシーンに着用できるシューズに使われている。
ボートシューズは、70年代のアートシーンのセレブリティでもあったアーティスト、ガブリエラ・クレスピ(Gabriella Crespi)の作品にインスパイアされたもので、また、不透明さと艶のある効果を交互に用いて、大きく視覚的なシダのモチーフや、メタルトリムのナッパレザーによりスタイリッシュであたらしい仕上がりになっている。
コレクションの重要な要素でもある大胆な配色は、シェイプと非常に軽く柔軟なソールを強調しているのも特徴だ。