HANKYU MEN’S TOKYO|今年のクールビズは、格上げサマービジネススタイルに決定
FASHION / MEN
2015年5月1日

HANKYU MEN’S TOKYO|今年のクールビズは、格上げサマービジネススタイルに決定

阪急メンズ東京のクールビズは“格上げ”サマービジネススタイルに決定!

2013 COOL BIZ(1) 英国伝統柄を配したエレガントなサマースタイル

今年のクールビズは、たんに涼しさだけを追い求めるのではなく、ジェットセッター(ジェントルマン)にふさわしい品位・品格を重んじるサマービジネススタイルを目指そう──では、ノージャケット&ノーネクタイで、いかに品位・品格を演出するか。その答えは、6月の阪急メンズ東京にある。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by JAMANDFIX (STILL LIFE)

阪急メンズの2013年クールビズ・スタイルのテーマは「クールジェントリー」

「阪急メンズの今年のクールビズの特徴は、夏場のビジネスシーンでのよりセンスアップしたトラディショナルな要素を踏まえたジャケットスタイリングの提案です」というのは、クールビズをディレクションする阪急メンズ ビジネスウエアバイヤーの冨士善晃氏。

昨年のクールビズとのちがいを冨士氏は、「機能性偏重やカジュアル化し過ぎたスタイリングが氾濫し、ファッション要素に乏しかった昨年に比べ、今年は、クールビズでも“おしゃれに着こなしたい”ニーズが高まりつつあって、品位や品格のあるスタイリングに注目が集まっています」と語る。

そのポイントとなるのは、トラディショナルをベースとした“クール”で“知的”な男性を象徴としたビジネススタイル=「COOL GENTRY(クールジェントリー)」。ジャケットやスラックスでは、グレンチェックやハウンドトゥースを、シャツでは、ロンドンストライプ柄など「英国伝統柄」をスタイリングのどこかに取り入れたスタイルで、コーディネイトのキーとなる靴、バッグ、ベルトは茶のバリエーションで揃えるのが旬。

「ジャケット、シャツ、スラックスをメインの3アイテムと捉え、カラーでは涼しさを感じるグレーのグラデーションをベースに」と冨士氏。「クールビズの前半は、クールジェントリーをテーマに、上記の伝統柄や、上質な天然素材を中心に正統派ビジネスマンスタイルを提案し、6月以降は、クール素材やクール仕様などをくわえてより涼しさを表現しつつ、ノージャケットスタイルでも靴やバッグ、ベルトでおしゃれテクニックをプラスする“夏場でも決して着崩さないスタイリング”を展開します」と語る。

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阪急メンズ東京のクールビズは“格上げ”サマービジネススタイルに決定!

2013 COOL BIZ(2) 今年のキーワードは、スタイルの“品格上げ”

専属スタイリストが「似合うスタイルを見つけたい」というリクエストに応じたコーディネイトを提案する阪急メンズ独自の会員制サービス「スタイルメイキング クラブ」。その名物スタイリストである西ヶ峰充宏氏が、今年のクールビズを指南する。

Photographs by HARA Emiko

ネクタイを外すなら、“ドレスダウン”を意識する

──まず素朴な疑問ですが、よく見かける典型的なスタイルのクールビズはどうしてあか抜けないんでしょうか?

まず、クールビズでの大きなまちがいは、いつものスーツからネクタイを外しただけで良しとしてしまうこと。スーツは本来ドレス感の強いものですが、ネクタイを外すことで、スーツやジャケットのドレス感がより強調されてしまい、どんどんアンバランスになっていきます。ネクタイという本来あるべきものがないので、間が抜けるし、見ていて違和感を感じるわけです。

──どうすればダサさから脱却できますか?

ネクタイを外すなら、“ドレスダウン”を意識してください。スーツの上着やジャケットをコットンや麻素材にして、色も薄いものにして、大きい柄を配したカジュアルなものにすれば、ネクタイを外しても様になります。あるいは、ステッチの入ったジャケットや、パッチポケットの上着などもいいでしょう。そうしてクールビズを楽しんで、今年のキーワードは“品格上げ”です。

──ドレスダウンを意識しながら、品格を上げる?

クールビズのドレスダウンも昨年の夏で一度底を打って、これ以上着崩すことは難しくなりました。そこで今年のポイントは、“着こなしの格を少しだけアップ”すること。その近道は、クラシックな柄を取り入れるスタイルです。たとえば、これまでのグレーのスラックス一辺倒から、メンズでは王道のグレンチェックや千鳥格子を取り入れることが、つぎの一手ですね。

つぎの一手は、柄を取り入れてのエレガントな雰囲気づくり

──夏に柄を取り入れるのは難しいのでは?

たしかにシャツも無地とストライプが主流ですが、今回私がとくにお薦めするシャツは、麻のザクッとした素材で小紋の花柄のもの。柄といっても相手に強く印象に残るものではなく、素材と柄が良いバランスでエレガントさを香らせます。

──シャツではほかにどんなものを選べばいいでしょう?

今年もメインになるのはボタンダウンやカッタウェイですね。とくに小ぶりな襟が特徴のカッタウェイは、襟もとに立体感が演出できる優れものです。また機能性素材のアイスコットンやアイスタッチなども登場し、透けないシャツが増えたのも今年の大きな傾向です。

──ほかに着こなしで気をつけることは?

高温多湿の日本では、体温調節のためにアンダーウェアの着用は必須ですが、襟もとを気にせず、ひと夏快適に着こなせる肌着も登場しています。また、着用点数の少ない夏は、靴とベルト、バッグの色のつながりを同系色でまとめるのもポイントで、スエードなどマットな素材感による奥行き感なども上手に使ってください。

──「スタイルメイキング クラブ」では、この夏、どんなアドバイスをされますか?

クールビズで肝心なのは、会社のドレスコードです。社内のドレスコードをしっかり理解した上で、少しだけエレガントにシフトするお手伝いをさせていただきます。

阪急メンズ東京4階「スタイルメイキング クラブ」
Tel. 03-6252-5265
http://www.hankyu-dept.co.jp/mens-tokyo/service/style.html

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阪急メンズ東京のクールビズは“格上げ”サマービジネススタイルに決定!

2013 COOL BIZ(3) グレーと相性の良い“茶系”でコーディネイト

クールビズの着こなしで大切なポイントは、自分は快適に、相手にも涼感を伝えること。とくにアイスグレーなどの色が活躍するクールビズでは、グレーと相性の良い小物使いがカギ。そこで阪急メンズがピックアップしたのは、色で遊びすぎない正統派デザインの靴、ベルト、バッグでのコーディネイト。前ページで西ヶ峰充宏氏がアドバイスするように、「スエードなどマットな素材感による奥行き感」を上手に活用したい。

品位、品格を演出する“茶系レザー”アイテムがキーアイテム

阪急メンズ東京|クールビズ 10

正統派&カジュアルなら、絶対ローファー
ビジネスに使えて、馴染みがあって、気取らず履けて、ドレスダウンにぴったりな靴といえばローファーに決まり。今シーズン阪急メンズがピックアップしたのは、雨の日でも履きやすい「ヤンコ」のコインローファーと、バランスが良く人気の高い「341ラスト」を使用した「クロケット&ジョーンズ」のタッセルローファー、さらにアンライニング(芯なし)で柔らかく、足あたりが良く履きやすいクロケット&ジョーンズのコインローファー。
コインローファー各4万7250円(ヤンコ)、タッセルローファー6万5100円(クロケット&ジョーンズ)、コインローファー5万9850円(クロケット&ジョーンズ)

阪急メンズ東京|クールビズ 11

上着がないからこそ、ベルトに気を配る
革製品で有名なイタリア・パルマにて1966年に創業したベルトメーカーがアンダーソンズ。メンズのクラシックベルトのメーカーとして著名で、熟練した職人たちによって各作業がしっかり監督される自社工場で製造され、コストパフォーマンスに優れる製品を送り出している。これもパルマのレザー職人の経験と最新技術から生まれた、ドレスにもカジュアルにも活躍する、上質なスエードのシンプルなベルトだ。
ベルト各1万3650円(アンダーソンズ)

阪急メンズ東京|クールビズ 12

クールビズ・スタイルは、バッグも軽快に
今、メンズのバッグでもっとも熱い注目を集めているのは、薄マチのクラッチバッグ。この「エルゴポック」のクラッチバッグは、iPadがすっきり収まるサイズで、財布や携帯を取り出すときには、裏側のジップから取り出しOK。また、A4サイズのファイルが入り、書類ケースとしてバッグインバッグとして使えるほか、素材がやわらかいので半分に折ってクラッチバッグのようにも持てる「タスティング」のドキュメントケースも登場。
クラッチバッグ1万6800円(エルゴポック)

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阪急メンズ東京のクールビズは“格上げ”サマービジネススタイルに決定!

2013 COOL BIZ(4) 夏のエチケットは露出しすぎず、香らせよう

クールビズでも時と場合に応じてネクタイは必要で、リネンやコットン、ニットのようなマットな素材で、水色や薄いパープルなど相手に涼感をあたえるようなネクタイを、バッグやデスクの中に備えておきたいもの。それとおなじ感覚で、気持ちいい素材のシャツを素肌に纏うように、この夏注目のフレグランスを楽しもう。

阪急メンズ東京1階「メンズビューティー」コーナーに出かけよう

阪急メンズ東京|クールビズ 14

ひと夏、“格上げ”された男肌になろう
日本フレグランス大賞3年連続受賞の香りからセレクトし、男性美容研究家の藤村 岳氏と共同開発した「ライジングウエーブ ヴィラ」シリーズ。スプレータイプのボディローションは、保湿はもちろん、カキタンニンが全身のイヤなニオイを防止し、肌にほのかな香りを残す。
左/ライジングウエーブ ヴィラ アフターバス ローション1575円(250mL)(ライジングウエーブ ヴィラ)。右/薬用ボディシャンプーは、天然由来の茶エキス配合で、消臭効果を発揮。ライジングウエーブ ヴィラ デオドラント ボディシャンプー1890円(250mL)(ライジングウエーブ ヴィラ)

阪急メンズ東京|クールビズ 15

今年の夏にさわやかな香りのストーリーを
5月24日に発売されたこの夏の話題のフレグランス「アクア エッセンツィアーレ オードトワレ」。澄み渡る地中海を彷彿させるアロマティックで爽やかな香りと、ウッディなぬくもりを絶妙にブレンド。“アクア=水”をイメージし、洗練された男らしさと満ちあふれるフレッシュな香りをもたらす。
アクア エッセンツィアーレ オードトワレ1万290円(100mL)(サルヴァトーレ フェラガモ)

阪急メンズ東京|クールビズ 16

阪急メンズ東京1階「メンズビューティー」コーナー
阪急メンズ東京1階のエントランスを入ってすぐ、格調高いバーのような雰囲気のなか、最新のメンズコスメティックとフレグランスがラインナップしているメンズビューティーコーナー。それぞれのアイテムが豊富に揃うのはもちろん、ビューティーアドバイザーの知識も確かで、普段の肌の悩みや、あたらしいフレグランスなど気軽に相談してみたい。フレグランスでは、今回紹介しているサルヴァトーレ フェラガモやペンハリガン、クリードなど、世界で定評あるフレグランスメゾンが定番から最新作までしっかり揃っている。

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