「コンビシューズ、再び」
今回のザ★ベスト7は、連載第一回に続いて「コンビシューズ」。ネタが尽きたわけではありません。 編集大魔王がこよなく愛するコンビシューズだからこそ、何度でも紹介したいのです。
Direction by SUKEZANE TomokiPhotographs by YAMAGUCHI KenichiStyling by KAWAI Kohta Text by HATAKEYAMA SatokoGrooming by 大東京
vol.14 コンビシューズ、再び【kὰmbənéɪʃən ʃúz, əgén】
祐真 「思い返せば半年前。第一回目の本連載のテーマは『コンビシューズ』でした。一年も経たずになぜまたコンビシューズなのか…それは、僕の大好きなコンビシューズに、なんとなくブームが到来している気がしたからです。マニアとしては、がぜん「やる気」がわいてきました。マニアの名にかけてここは改めて深くリサーチせねば!
さて、コンビシューズの最大の魅力は、いい感じに足元のポイントになるというところ。靴が派手になるとそれだけ遊びが増えてくるので、スタイリングも楽しくなってきます。もちろん『靴はいいモノを買う』とか『オーセンティックなものに限る』というセレクトもいいのですが、それだけだとベーシックでコンサバになりがち。少しつまらないとも思うのです。
足元にコンビシューズをあわせると、予定調和がちょっと崩れる。それによって、コーディネートががぜん面白くなる。この法則は、メンズ、ウィメンズ問いません。あの存在感にはもっと注目されるべきだと思います。もちろんマイ・ブームも継続中。もう少し暖かくなったら、素足で颯爽と履きたいですね」
シューズ各6万1000円(チャーチ/チャーチ 表参道店 03-6416-1024)、アイウエア4万5000円(トム フォード/トム フォード ジャパン 03-5466-1123)*その他のアイテムはすべて私物
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