受け継がれる日本の上質|REGAL
REGAL|リーガル
世代を超えて、愛される名靴の理由
リーガルが約半世紀もの間作り続けるプレーントゥ「2504」は、日本の靴作りの歴史に照らしても他に類を見ない、普遍的な魅力を秘めた名品中の名品。そんなモデルから今季新たに派生したスピンオフシリーズのモデルは、時代を超えて愛されるモノがいまこそ必要であると、気づかせてくれるのだ。
Photographs by Yasuyuki Suzuki(Studio Log)Styling by INADA IsseyText by TAKEISHI Yasuhiro(City Writes)Edit by ITO Yuji
強き信念が生んだ不滅のロングセラーモデル
流行が目まぐるしく変化するファッションの世界。ITの発展にともない近年そのサイクルは加速度的に増しているが、そんなファッションにあって、数世代にわたって愛され続けるアイテムを生み出すことは至難の技といえる。リーガルがじつに約半世紀も生産し続けているモデル「2504」は、そんな稀有なロングセラーアイテムのひとつである。
1902年に靴メーカーとして産声を上げ、1914年にいち早く欧米からグッドイヤーウエルト式製法を日本に導入したリーガルコーポレーション。以来同社は今日まで100年もの間、グッドイヤーウエルト式製法の靴を作り続けてきた。その歴史は“長く履ける高品質なレザーシューズを日本で作る”という、揺るぎない信念を実現させるための、研究開発と技術研鑽の絶え間ない繰り返しに他ならない。
その過程で提携先の米国ブラウン社(現クラレス社)の傑作プレーントゥを日本人の足型にフィットさせるべく、約50年前に開発されたのが「2504」だった。特筆なのは、基本的なデザインはそのままながら、時代ごとに製靴技術を駆使してつねに進化し続けてきたことだ。父と息子揃って愛用する親子も少なくない「2504」がこれほど長く愛されてきたのは、不変の信念と絶え間ない進化が込められているからに違いない。
名作から誕生したスピンオフモデルという進化
そんな「2504」はどこか懐かしいフォルムながらも現代的なバランスを備えており、タイムレスなプレーントゥのデザインと相まって、時代を超越した普遍性を感じさせる。長年履き継いできた往年のファンだけでなく、今日まで若い世代に売れ続けているのも納得だが、この秋冬リーガルはそうした「2504」のベーシックな魅力にあらためて着目。次世代へ向けた新たな進化ともいえるスピンオフシリーズを発表した。
オリジナルと同じプレーントゥを筆頭に、穴飾り付きのストレートチップ、Uチップ、モンクストラップのベーシックな4モデルで構成されるスピンオフシリーズ。どれもが「2504」から受け継ぐ普遍性を備えているが、抜群のフィット感を備えるメリハリのある立体的フォルムには、洗練されたモダンさをも感じさせる。こうした複雑なフォルムをグッドイヤーウエルト式製法で表現するには、熟練職人による高度な技術が不可欠。それは1世紀以上かけて日本で磨き上げてきた、リーガルの誇る匠の技があるからこそ作れた温故知新のニュースタンダードといえるだろう。
いまこそ本領を発揮する時代を超越した価値
普遍性とモダンさを併せもつ「2504」のスピンオフシリーズは、“時代感のあるクラシック”という今日のファッションキーワードに通じる存在感を備えている。ベーシックなデザインはクラシックなスタイルとマッチするが、フォルムにモダンさが漂うことで古臭さは感じさせない。また時代を超越したその佇まいはドレッシーすぎないため、スーツやジャケットなどのドレススタイルだけではなく、カジュアルスタイルとも好相性を発揮する。ベースとなった名作「2504」譲りの高い汎用性は、オン・オフ双方で活躍してくれるに違いない。
耐久性を考慮し、防滑性にも優れるハイブリッドラバーソールを採用するなど、機能性もアップデイトされているスピンオフシリーズ。2017年秋冬のリーガルには、他にも不撓不屈の信念と最新機能、そして時代性のあるスタイルを兼ね備えたニューシリーズが充実している。流行があっという間に移り変わり、次々と廃れていく現代のファッションシーンのなかで、末長く愛せる確かな価値を実感できる一足をリーガルで見つけてほしい。[PR]