モダン英国スタイルは足元から|REGAL
REGAL|リーガル
今季的カジュアルに必須なシューズ
軽快感やスポーティさが重視されてきた昨今のメンズファッション。だが、その潮目がここにきて変わりつつある。そんな時代の変換期に選ぶべきカジュアルシューズとは、どんな一足なのか。リーガルがこの秋冬提案する新作シューズは、その問いに明確な答えを示してくれる。
Photographs by KOBAYASHI Takashi(ITARU Studio)Styling by INADA IsseyText by TAKEISHI YasuhiroEdit by ITO Yuji
旬の英国調にマッチする足元とは?
ここ数シーズン、メンズファッションシーンでは「英国調」がキーワードとなっている。スーツやジャケットをはじめとする、メンズクラシックスタイル発祥の地である英国。そこに“回帰”するファッションから読み取れるのは、モノや情報がデジタルの速度で行き交う現代だからこそ、本質や伝統といった普遍的で揺るぎないものが求められているということだ。
そんな今季は英国を代表する伝統素材ツイードをおもわせる、あたたかみのある紡毛系素材を用いたジャケットやブルゾンで、英国調を薫らせるコーディネイトがおすすめだが、そうした装いにはおなじく普遍性を備えた足元を合わせたいもの。そうした今季の足元にうってつけなのが、リーガルのあたらしいカジュアルブーツだ。
時代感と本質が両輪のシューメイキング
日本を代表するシューメーカーとして、100年を優に超える歴史を歩んできたリーガルコーポレーション。そのシューメイキングは時代ごとの空気を呼吸しつつも、軸足はつねにデザインと機能という靴の本質を追求することに置かれている。それは今季の英国調スタイルにベストマッチする、新作ブーツにもはっきりと見て取れるのだ。
そんなリーガルの新作のなかでも、まず注目なのがサイドゴアブーツだ。英国ではチェルシーブーツと呼ばれ、ミニマルなデザインからドレッシーな印象がある。だが、リーガルは英国らしいボリューム感と絶妙なロングノーズにモダンな上品さが漂う木型を用い、味わい深いスエード素材を採用。合わせやすく飽きのこないシンプルさと、英国調スタイルに好相性な温かみを備える一足に仕上がった。また英国を代表するカントリーブーツは、同型のモダンな木型で現代的な細身のパンツとの相性を向上させるとともに、履きこむほど味の増すレザーを使用。サイドジッパーをつけることで、現代生活にマッチした実用性も加味されている。
機能という普遍的な価値をも追求
こうした今季の英国調スタイルにふさわしいデザインに加え、リーガルならではの特筆すべき点は、そのデザイン性を損なわないなかで最新の機能性が追求されていることだ。2足ともに伝統的な英国スタイルを踏襲しながらも、ゴアテックス®ファブリクスを採用。雨の日はもちろん防水耐久性を実現しつつ、ブーツ内の湿気を外に逃がして快適な履き心地をキープする。さらにアウトソールには、耐滑性に優れるビブラム社のアイストレックソールを搭載。そこにリーガルオリジナルデザインのソールをはめ込むことで、降ったばかり雪でも溝が詰まりにくくなるよう考慮してあり、しっかりとした足取りを確保できるのだ。
時代が求めるファッション性だけに終始することなく、靴の本質という揺るぎない価値を見据えるリーガル。今季はその新作を吟味し、足元からモダンで大人らしいな英国スタイルを目指してほしい。