革小物こそ名品を選ぶ|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョン ロブ
日本仕様の「エン・ウォレット」が登場
靴を愛する男が持つべき革小物
男が靴を愛する理由は、それ自身が己の価値観を代弁してくれるから。自らの口から語ることなく名品であることを伝えてくれるブランドといえば、ジョン ロブをおいて他にない。その役割を担う日本仕様のウォレットとカードホルダーがこの度、新たに登場した。
Photographs by KOBAYASHI Takashi(ITARU Studio)Text by ITO Yuji
こだわりは、自分のためのもの
靴、腕時計、革小物……。一般的に見れば、モノにこだわる男はやや厄介な存在でもある。ただしそれは、自分の口からモノの価値をアピールする場合のみであって、多くの人は自慢するためではなく、自身で身につけるよろこびを知っているからこそ名品を選ぶ。なぜなら、ジョン ロブのような靴を履くことで、気持ちが豊かになり、メンタル的な部分において違いが表れるからである。
つまり名品を手にすることによって、自身で足りないと思う部分を補い、より理想的な姿に近づき、そして自信を持つことができるのだ。こうした気分になれば自然と振る舞いも堂々としたものになり、魅力も内面から溢れ出るようになる。いささかモノに頼っているように見えるかもしれないが、特に日本人というものは控えることの美学を重んじる人たちでもある。
だからこそ、名品で自らを奮起させて、ビジネスという戦場へと赴くべきではないだろうか。
その際の名脇役となってくれる革小物が、ジョン ロブから登場した。アイテムは日本の札のサイズに合わせた「エン・ウォレット」と「ふたつ折り財布」、そして「カードホルダー」である。
素材は2種類で、美しいミュージアムカーフに細かい型押しを施したキャビアグレインの新作「キャビア」シリーズと「ラスブ」シリーズ。ラスブとは「木型」と呼ばれる木製のラストを仕上げる際に使う、金属製のヤスリのこと。この道具はジョン ロブのビスポークシューズを語るうえで欠かすことができない存在だ。顧客の足を計測し、その結果に従って木で形を作り、美しい木型に成形するために、細かい箇所や微妙なカーブは特に丁寧に削られてゆく。そうして完成した、完璧で美しい木型は、ハンドメイドのシューズを作る時に一番大切な最初のステップとなるからである。
そのラスブの表面にある模様をモチーフにしたカーフと、スムースレザーを組み合わせたものが「ラスブ」シリーズの特徴。また「エン・ウォレット」は紙幣のサイズが日本仕様になっており、マチつきの札入れ、ファスナーつきのコインポケット、8枚収納可能なカードホルダーが備わっている。一方「カードホルダー」はスリット状のポケットを斜めにデザインすることで、シャープなイメージを演出。マチのないタイプとなっているので、スーツの胸ポケットにすっきりと収まるのも魅力のひとつ。名刺を多めにもち歩く必要があるのならマチつきの「カードホルダー2」もラインナップされている。
靴はもちろんのこと、家を一歩出れば、男はすべてを見られている。より魅力的な自分であるために、ジョン ロブの革小物で密かなる武装を楽しんでほしい。
カードホルダー|ブラック、ネイビー、バーガンディー
価格|6万6960円
カードホルダー2|ブラック、ネイビー、バーガンディー
価格|7万6680円
ふたつ折りサイフ|ブラック、ネイビー、バーガンディー
価格|10万4760円
エン・ウォレット|(Rasp)ブラック、ネイビー、バーガンディー
(Caviar)ダークブラウン、プラム、ネイビー
価格|すべて10万8000円