プレッピーに必須の新作ローファー|REGAL
REGAL|リーガル
いまどきなプレッピーはローファーから
現代メンズファッションの礎である、アイビーブームのマストアイテムだったリーガルのローファー。そんな名品はいまもアップデイトを続け、旬のプレッピースタイルにも溶け込む、現代進行形のアイテムである。歴史ある本格派であり、いまどきの足元にふさわしい時代性をも兼ね備える、そんなリーガルのローファーならではの魅力を探ってみたい。
Photographs by KOBAYASHI Takashi(ITARU Studio)Styling by INADA IsseyText by TAKEISHI YasuhiroEdit by ITO Yuji
現代のミックススタイルの要となる本格派
近年のファッションにおいて、もっとも重要なキーワードといえば“ミックス”だろう。通り一辺倒ではなく、多彩なジャンルやテイストのアイテムを自在にミックスしたスタイルは、いまやファッションの世界的主流となっている。そんな新鮮かつ自由な現代のファッションにうってつけなのが、リーガルのローファーである。
諸説あるが、ローファーの起源はノルウェーの伝統的な労働靴とされる。それが英国のルームシューズとして採り入れられ、やがて屋外でも履かれるようになった。そんなローファーをファッションとして広めたのは1930年代、英国帰りの米国アイビーリーグの学生たちである。1960年代にはアイビーブームとともに日本にも上陸。その象徴であったリーガルのローファーは、爆発的なヒットを記録したのだ。
その当時よりリーガルがつくり続けているローファーは、長年愛されてきた欠かせない定番である。今季の新作は熟練職人によるハンドソーン(手縫い)のモカ縫いや、アメリカで考案された“ビーフロール”と呼ばれるサドル(飾り帯)の特徴的な縫いつけ方など、当時と変わらぬ伝統的な製法を踏襲。
それでいて履くたび味わいが増すオイルアップ加工を施した柔軟なレザーを用いるなど、表情や履き心地は現代的にアップデイトされている。
そんなリーガルの本格派ローファーは、ジャケットやスーツに合わせられる正統感を備えつつ、かつてアイビーリーガーが実践したように、室内靴や労働靴譲りのリラックス感とスポーティさをくわえてくれる。またカジュアルスタイルとも相性がよく、休日着の足元に大人らしい上品さを添えられるのだ。つまり本来ローファーがもつ、どんなスタイルにもミックスできる自由さと汎用性を守り続けてきたのが、リーガルのオーセンティックなローファーなのだ。
リーガルにしか作れないローファーの実力
現代ファッションのメインストリームであるミックススタイル。その源流ともいえるのが、1980年代に流行したアメリカ発のプレッピースタイルである。ジャケットにチノパンやスウェットシャツ、ローファーを合わせるなど、ドレスダウンを柔軟に採り入れたアイビースタイルをベースとするプレッピーは、よりスポーティでカジュアルなアイテムをミックス。いまあらためて見直されている、そんなプレッピーのリラックスした自由なスタイルにも、リーガルの新しいローファーはマッチする。
オーセンティックなオイルドレザーモデルに対し、柔軟なスエードを用いたモデルは、よりフレッシュでモダンな雰囲気。春夏シーズンの休日には欠かせないジーンズやショートパンツ、さらに近年のトレンドアイテムであるスウェット素材のジョガーパンツなどにもベストマッチする。それでいてリラックスしすぎないエレガントな雰囲気があり、ここ数年注目されている短いパンツ丈に素足で合わるような履き方をしても、だらしなく見えず軽快で上品な印象になるのだ。それはサイドウォールと呼ばれるアッパー側面がシャープに切り立った、立体的でドレッシーな伝統のフォルムにくわえ、ビーフロールといったリーガルが受け継いできた本格製法で仕立てるがゆえの、正統感があるからに違いない。まさしくそれは、半世紀以上にわたってローファーをつくり続け、なおかついま求められるローファーのかたちを追求してきた、リーガルにしか作れないローファーといってもけっして過言ではないだろう。
これからの季節、足を締め付けないスリッポンのローファーは、足取りを自由で軽やかにしてくれる。そしてこの春夏の自由で洒脱なプレッピースタイルは、真新しいリーガルのローファーからはじまるのだ。[AD]