HARRYS OF LONDON|ポップカラーのソールが目印の英国靴に注目
HARRYS OF LONDON|ハリーズ オブ ロンドン
有楽町『阪急MEN’S TOKYO』と、『うめだ阪急メンズ館』にオープン
軽量で快適、ロンドンの“今”を感じさせる靴
昨年秋に華々しくオープンした有楽町『阪急MEN’S TOKYO』地下1階。ポップなカラーのソールが目に飛び込んでくるのが、ロンドン生まれのシューブランド「HARRYS OF LONDON(ハリーズ オブ ロンドン)」だ。イタリアのビブラム社と共同開発した“WINDSURF(ウィンドサーフ)”と名づけられたラバーソールは全部で5色展開。一見オーソドックスなアッパーデザインに、歩くたびにちらりと見えるポップなカラーのソールのコントラストが、あたらしいイギリスを感じさせる。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
白鷺のマークは、ブランドの創始者であるマシュー・メロンの家紋
ソールのカラーリングに目を奪われがちだが、ハリーズ オブ ロンドンは、ヨーロッパの伝統的な靴づくりの技法はしっかり守りながら、革新的な最新テクノロジーを融合しているブランドだ。2001年創業以来、雨の日でも快適に履きこなせる高品質なレザーシューズづくりに徹している。
どんな環境でもすべりにくく、摩擦にもとても強いオリジナルソール“ウィンドサーフ”は、独特なカラーリングが特徴であり、ブランドのアイコンでもある。軽量のラバーソールには大きく白鷺のマークが刻印されている。
この白鷺は、ヨーロッパでは「高貴」を意味するほか、じつはブランドの創始者であるマシュー・メロンの家紋(モルガン財閥、ロックフェラー財閥に次ぐアメリカの巨大グループであるメロン財閥)で、さらに水鳥である白鷺は“水=雨に強い”ということも象徴している。
さらに、インソール(中敷き)は、ドイツ・バイエルの子会社で、医療用のマットレスや枕を開発しているTECHNOGEL(テクノジェル)社と6年かけて共同開発したもので、履くひとの足の形にぴったりとフィットし、これまでにない快適性と、ソフトで安定した履き心地を約束する。
屈曲性と対研磨性に優れるラバーソールと、優れたクッション性を発揮するインソールをもち、イタリア・サンミニアートの伝統的な技法で縫製された靴。最新のラグジュアリーな“ビジカジ”シューズとして、この春夏大活躍してくれそうだ。