「リーガル」が世界から信頼される理由 vol.2|REGAL
REGAL|リーガル
日本の足元を変えた、名作スニーカーがリモデル
リーガルが40年前に発売したスニーカーは、当時日本中を巻き込む一大ブームを巻き起こした。そんな名作の功績は、軽快な履き心地だけではなく、スニーカーならではの恰好よさを私たちに教えてくれたことにある。折しもスニーカーブーム真っ只中のいま、そのカッコよさをあらためて紐解こう。
Photographs by Tetsumi Hachiya (FOREST)Text by Yasuhiro TakeishiEdit by ITO Yuji (OPENERS)
アメリカンカジュアルとともに一般化したスニーカー
ここ数年、ファッションシーンには久しぶりに世界的なスニーカーブームが到来している。日本はこれまでも、幾多のスニーカーブームを経験してきた。とりわけ人気モデルの争奪戦が社会問題にもなった、20年ほど前の熱狂は記憶に新しい。だが、さらに遡ること約20年、それをゆうに上回るブームを巻き起こし、日本のスニーカー、ひいてはカジュアルファッションに多大な影響を与えた一足のスニーカーがあるのをご存知だろうか。それが1976年にリーガルが発売したスニーカー「テニス」である。
我が国におけるスニーカーの歴史は戦後間もなくして幕を開けるが、それはあくまで“ゴム底の運動靴”としてであった。アッパーは布製だったことから、オランダ語で布を意味する「doek(ドゥーク)」がなまり、「ズック」と呼ばれて親しまれたが、履かれたのはほぼ運動時のみだったのだ。その転機となったのは、1970年代中頃に始まったアメリカンカジュアルの爆発的な流行である。
とくにスポーツアイテムを合わせる健康的な西海岸スタイルは若者たちに熱烈に支持されたが、その潮流をいち早く察知したリーガルは、まず1975年にズックではなく“スニーカー”という言葉を用い、ミドルカットのモデル「ホッケー」他を発売。そして翌年、ローカットの「テニス」を発表し、空前のスニーカーブームを巻き起こしたのだ。当時3600円とけっして安価ではなかったにもかかわらず、同モデルは驚異的な販売数を記録。おびただしい数の偽物まで全国に出回った。
ファッションとしての立ち位置を確立した「リーガル」
その大ヒットの要因は、ブランドイニシャルの“R”をあしらうなど、それまでの運動靴とは一線を画す、ファッションを意識したキャッチーなデザインだろう。すなわちリーガルの「テニス」は、ファッションとしてスニーカーを街で履くこと、その軽快感や楽しさ、スポーティなカッコよさを日本に浸透させた一足といっても過言ではないのだ。
そんな歴史的名品「テニス」が、リーガルのスニーカー誕生40周年の今年、「61JR」としてモダンにリモデルされた。基本的なデザインはそのままに、初代よりもシャープな木型を用い、クッション性に優れた特製カップインソールを新採用。懐かしさを残しつつもモダンかつスマートな印象となり、履き心地も大幅に向上した。そのスニーカーの原点を思わせる無駄のないデザインは、虚飾を排した本質的でシンプルな現代のファッションスタイルにマッチする。そして、カッコいいスニーカーで街を歩くことの爽快さを、あらためて気づかせてくれるのだ。[AD]
リーガルコーポレーション
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