TOKYOメンズブランド特集「エンハーモニック・タヴァーン」2014-15年秋冬コレクション|Enharmonic TAVERN
Enharmonic TAVERN|エンハーモニック・タヴァーン
シルエットにこだわった最新コレクション
明るい未来=5年後に向けた“new journey”を表現
クリエイティブ集団“Enharmonic”により、2010年スタート。ブランドの背景となるサウンドトラックをentが担当。ヨーロピアンポストクチュールを提唱し、つぎに来るべき服作りの手法、技法を探求し提唱しつづけている。デザインチームが手がける最新コレクションのテーマは「- in five years -」。5年後に向けた“new journey”を表現する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
今を生きるために未来を想像する
――2014-15年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?
想像は人を育む。今を生きるために今を考えるのではなく、今を生きるために未来を想像する。未来をリアルに想像すればするほど、今の行動力に力強さ・説得力が伴ってくると思う。Enharmonic TAVERNでは、この未来を~5年後~と捉え、自分自身も含め、社会や環境の明るい未来を想像し、「今」を創造していく。
――今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは?
初めて外で撮影をおこないました。5年後に向けた“new journey=あらたな男の旅立ち”を表現しました。
――スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の秋冬コレクションとのちがいは?
今シーズンはサイズ感を大きくしています。ストレスを感じないようにゆとり分を多く取りましたが、着用するとスッキリと見えるシルエットにこだわりました。
――今シーズンのキールック(コーディネイト)は?
チェスターコートやステンカラーコートのようなクラシカルなアイテムに、裾にゴムを入れたイージーパンツを合わせたドレスダウンスタイルになります。
何ともいえない幸福感に包まれるカシミアニット
――キーアイテムとキーカラーは?
シングル、ダブルの両方で展開しているチェスターコートになります。今シーズンは、丈の長いコートに注力しました。長く着用できるように見た目はシンプルに仕上げていますが、裏の仕様はかなり凝っています。裏地の切り替えやベルベットテープ使いなどでEnharmonic TAVERNらしさを表現しています。
――今シーズンこだわった「素材」は?
カシミア100%のVネックニットです。イタリアのBOTTO POALA社のカシミア糸を採用し、イタリア糸特有の美しい色合いでの展開をしています。着用しているだけで何ともいえない幸福感に包まれます。
――今、ファッションシーンで注目している「こと・人・モノ」は?
ベーシックなモノ、ベーシックなスタイルが注目されていますが、今後さらにそれが進むと思います。個人がもつそれぞれのパーソナルな部分がある意味でより出やすくなっていくだろうと。ベーシックななかで個性が鍛えられると今後のスタイルの幅はより広くなっていくので、またあたらしいスタイルが生まれるのが楽しみです。
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