ANACHRONORM|2014-15年秋冬コレクション
FASHION / COLLECTION
2014年12月29日

ANACHRONORM|2014-15年秋冬コレクション

ANACHRONORM|アナクロノーム

ブランドの10年間の軌跡をまとめた記念本の発売に向けて企画が進行中!

今季のテーマは「The Next Vintage for the Next Era」

今年4月、ブランド創立10周年を迎えた「ANACHRONORM(アナクロノーム)」。2014-15年秋冬コレクションでは、「創立以来、10年間紆余曲折のなかで作り上げてきた技術と知識のすべてを出し切ったラインナップを揃えました」という。シーズンテーマは、ずばり「The Next Vintage for the Next Era」だ。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

ヴィンテージを現代に再構築したコレクション

――2014-15年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?

今季のコレクションテーマは「The Next Vintage for the Next Era」です。ブランド設立時からの通年のコンセプトである、「あらたな時代のためのつぎなるヴィンテージ」の創造という理念の原点を見つめ直し、60年代当時は希少品ではなく生活に根ざした“リアルクローズ”であったはずの“ヴィンテージ”を現代において再構築したコレクションを展開。ブランド設立の2004年から3年間のみリリースされた加工デニムを異なるイメージでアップデイトしたモデル2型も限定数リリースします。また、現在、ブランドの10年間の軌跡をまとめた記念本の発売に向けて企画が進行中です。

――今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは?

オーセンティックなアイテムを使い、古い時代への憧れではなく、あくまでも“リアルクローズ”として着用する人びと、個々のバックボーンが服にも投影されることを楽しめるスタイルを提案しています。

――スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の秋冬コレクションとのちがいは?

通年で同様のコンセプトのもとにアイテム製作をおこなっているので大きな違いはないのですが、デニムパンツ、ワークジャケット、レザージャケット、スウェットなど、ブランドが10年間、技術者の方々と取り組んできた“加工”技術の業(ワザ)が色濃くあらわれたアイテムに注目していただけたらと思います。

――今シーズンのキールック(コーディネイト)は?

レザージャケット(オールレザー&太畝コーデュロイ×レザー)を着用したスタイルは、さまざまなシチュエーションで、人物像が想像できるルックとなっていると思います。

経年変化も楽しめる太畝コーデュロイに注目

――キーアイテムとキーカラーは?

キーアイテムは、デニムパンツ、ワークジャケット、レザージャケット、スウェットなどの着古した加工をほどこしたアイテムです。なかでも2004年ブランド設立当時のデニムパンツを10年間履き込みつづけたら……のコンセプトのもとで製作されたモデルは必見。ほかには、キルティングジャケット、ベストをライナーとして着脱できるアウター (コート類、マウンテンパーカ)などです。

――今シーズンこだわった「素材」は?

切り替えライダースジャケットやセットアップスタイルのアイテムに使用している太畝コーデュロイは、9Wと肉厚なものを使用。硫化にて染色されている生地のため、着用毎の経年も楽しんでいただけます。

――ウェブマガジンOPENERS(http://openers.jp/)に期待すること

今後もファッションのみならず、独自の視点でのあらたな時代への、ときには牧歌的な発信をぜひ期待しています。

<主な取り扱い店>
ANACHRONORM Context Gallery(東京)、balance okayama(岡山)

ANACHRONORM Context Gallery
Tel. 03-5784-2669
http://www.anachronorm.jp/

           
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