DVD 「Vivienne Westwood 1970s-1990」発売記念
プレビュー&トークセッションを行います
1990年に放映されたイギリスのアート番組「THE SOUTH BANK SHOW」のヴィヴィアン•ウエストウッドの特番が初DVD化になります。
これは、当時のヴィヴィアン•ウエストウッドのインタビューの他、マルコム•マクラーレン、ジャスパー•コンラン、ピーター•ヨーク(ジャーナリスト)、ヴァレリー•メンデス(ヴィクトリア&アルバート博物館学芸員)などのインタビューと、貴重なファッションショーやスタジオ撮影などで構成されたドキュメンタリー番組で、同番組で放映された、「MALCOLM McLAREN profile 1984」も同時リリースされます。
このDVD「Vivienne Westwood 1970s-1990」のリリースを記念して、作品の上映と、ライターの荏開津 広さんと一緒にトークセッションイベントを行います。
日時:2007年3月24日 16:30 open、17:00 start (18:30終了予定)
会場:東京モード学園 15階マルチホール(新宿区西新宿1-6-2)
このイベントに抽選で100組200名様をご招待いたします。
応募方法は「Vivienne Westwood 1970s-1990」
スペシャルサイト
http://jvcmusic.co.jp/vivienne/
の参加希望フォーマットから、必要事項をご記入の上、ご応募ください。
応募締め切り :2007年3月9日(金)
※当選は、イベント参加ハガキの発送をもってかえさせていただきます。
主催、問合せ:ビクターエンタテインメント(株) TEL.03-5467-6304
ぜひご応募ください。
●荏開津 広氏
テキスト/コンセプト/ディレクション/DJ。立教大学文学部在学中からDJを始め1990年代はルーティン、デ・ニーロズなどの音楽ユニットに参加、と、その後「大転落(イウ゛ィリン・ウォーな感じで)」。現在はキーチャ・アラード、イアン・シモンズ、ニキ・クリストドールなど写真家とコラボレーションしながら、コンテンポラリー・アーティストのヨルグ・ガイスマール、パリ6区大学教授でニュー・メディア・リサーチャーのフィリップ・コドニエとの3人でのプロジェクトonestoneinsidetheshoeを進行中。KIOSKHELLOトーキョー・アジャンクト・キュレーター(?)としてもがんばったり、非常勤講師としても活動中。
ヴィヴィアン・ウエストウッドについて(番組ディレクター Gillion Greenwood)
ヴィヴィアン・ウェストウッドはイギリスでもっとも斬新で、かつ論議の的となるファッションデザイナーのひとりである。
ファッション業界において風変わりではあるが才気溢れる傑出した人物と評価され、ときに衝撃的な彼女のデザインは、つねに他のデザイナーたちに模倣されている。
模倣されたデザインは手直しされ、既成のものと同化し、そしてストリートの男女に馴染んでいく。
マルコム・マクラレンのパートナーとしてキャリアを踏み出した彼女は、彼と共に音楽と“ストリート”ファッションをひとくくりにしたパンク時代を作り出した。
「マルコムは“性的な反抗”をテーマにしたの」と彼女。「私達はテーマに沿ってレザーやボンデージ、ゴム製の服を作り店で売ったわ。マルコムのスローガンは“ラバースーツでオフィスへ“だった」。
マクラレンは回想する。「彼女は僕の気まぐれや妄想に付き合ってくれた、根本的に信じてくれていたんだ。僕のアイデアに共感すると自ら土曜の夜に巨大なコンドームに身を包んで現れたりした。透明なラテックスのスーツさ。やるとなったら徹底的にやる女性だ」。
このドキュメンタリーはウェストウッドの経歴に焦点を当て、彼女がどのように歴史、フェティシズム、ストリート文化からインスピレーションを引き出すのかに迫る。
「20世紀のファッションには制約がある。レンガを積み重ねて服を作ることはでないので、こういった制限がゆえにファッションには常道がある。守るべきルールがあるの」。彼女が加えて言うには「私の場合、すべての出発点は知的好奇心なの」。
ウェストウッドは私たちが今生きるこの時代を批判してこう言う。「私はギリシャ時代のペイガン“多神教時代”よりも文明的から隔絶された時代を生きている。この国の人々の野蛮さを象徴しているのは、アートに関心が薄いところよ。お金は目的ではないはずよ、お金は必要なものを得るための手段だわ。その他に有意義な使い方があるとしたら、アートの保護しかない」。
常軌を逸した、特異な、非凡、異端者、いかれている--ウェストウッドを表現するのにいかなる形容詞を使おうとも、彼女が唯一無二の人であることに何の疑いもないだろう。
「彼女は天才だよ」とデザイナーのジャスパーコンランは言う。そして「言うまでもなく、この国じゃ、元来それ(自国出身の天才)を認めたりはしないけれどね」と付け加える。
流行の第一人者、ピーター・ヨークが割り込む。「おとなしく机の前に座ってたら、彼女に出会えなかっただろう」。
このドキュメンタリーでは、ウェストウッドの作品のモデルもするパンクバレエの星、マイケル・クラークもフィーチャーしている。
『私の体内にある時計は常に正統なものに反発して動く。』
ヴィヴィアン・ウエストウッド自身が語る
‘70年代初期パンク時代から‘90年までのプロフィール
刺激的で歴史的なドキュメンタリー。
■DVD 「Vivienne Westwood 1970s-1990」■
2007年2月21日発売
商品番号 VIBY-5062・価格 3,990円(税込) 3,800円(税抜)
封入特典:藤原ヒロシ インタビュー/荏開津 広 ライナーノーツ