BURBERRY|バーバリー神戸で開催されたトレンチコートイベントをリポート!
祐真朋樹×大住憲生によるトークセッションも
バーバリー神戸で開催されたトレンチコートイベントをリポート!
上品でシックな雰囲気と最先端のモードが同居する神戸のファッションの中心地、神戸外国人居留地。そこに昨年11月にオープンしたばかりのショップ、バーバリー神戸において、OPENERS読者だけを招待したトレンチコートイベントが3月9日(土)におこなわれた。その模様をここで紹介する。
Photographs by YOSHINO Yozo(Cracker Studio)Text by OPENERS
トークセッションに抽選会、フィッティングに撮影会まで!
2013年3月9日、神戸──日本全国各地で5月並みの暖かさを記録したこの日、バーバリー神戸において、OPENERS読者を招待し開催されたのが「トレンチコートイベント」。その名のとおり、バーバリーというブランドのアイコンである「トレンチコート」をフィーチャーしたイベントだ。表参道店、銀座マロニエ通り店と並ぶ国内最大級のインポートコレクションの品揃えを誇る神戸店の、2階を貸し切って開催された。
夕方16時からはじまったこのイベントでは、まずはウェルカムシャンパンやフィンガーフードで読者をお出迎え。和やかなムードで幕を開けた。
ほどなく、ファッションディレクター祐真朋樹と大住憲生によるトークセッションがスタート。祐真氏は白のハイネックにハニーカラーのトレンチコートを合わせ、大住氏は濃紺のスーツの上にブルーのトレンチコートを着こなすという、それぞれタイプの違うトレンチコートのスタイリングで登場した。
笑いも交えながらはじまったトークセッションでは、両氏それぞれのトレンチコートにまつわるエピソードから、着こなし方について、はたまた歴史やトリビアまで、幅広く展開。
「僕がはじめてバーバリーのトレンチコートを手に入れたのは18歳のとき。真新しいものを着るのが恥ずかしかったから、まずは陽にさらして味を出そうとベランダに干していたところ、盗まれてしまったという思い出が(笑)。でもそのくらい、トレンチコートは味を出して着るのがいいですね」(大住)
「以前、知人がすごく細身のトレンチコートを着こなしていて、どうやって手に入れたのかと聞いたら“ロンドンのお店でオーダーメイドでつくった”といういうんですね。それが、僕がトレンチコートをオーダーでつくろうと思ったきっかけですね。2003年ごろの話です。いざ実際にオーダーに行ってみると、それはもう頑固な職人がいて、“細すぎるのはバーバリーじゃない”の一点張りで、そんな細身のものはつくれなかったんだけれど……。でも結果、本当にいろんな場面で使えて、とても重宝しています」(祐真)
祐真氏は実際にロンドンでオーダーメイドで作ったというトレンチコートを持参し、実物を見ながら話を進めていった。
「バーバリーCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)のクリストファー・ベイリーのオフィスに遊びに行ったときに、クリストファーは自分のデスクで、お尻の下にトレンチコートをクシャクシャに丸めて、その上に座っていて。どうしたの?って聞いたら“だって新品だと格好悪いじゃない”って(笑)。少しクタッとしているくらいがちょうどいい。みなさんも、新品を洗濯機と乾燥機にかけてから着るくらいの気持ちで、ぜひ着こなしてもらいたいですね」(祐真)
「通気性と撥水性の両方に優れたギャバジン素材、双眼鏡や水筒を下げるためのエポーレット(肩章)や、手榴弾を下げるためのDリング、発砲するときの衝撃を和らげるストームフラップ──もともとトレンチコートは、20世紀初頭の戦争で兵士が塹壕(トレンチ)のなかで着るときの機能性を考えてつくられたもの。何十万人もの兵士の誰にでも合うようにつくられた、究極のベーシックアイテムなんです。誰にでも似合うアイテムだからこそ、自分なりの着こなしが楽しめる。とことん着倒して自分の味を出していくといいですね」(大住)
盛り上がったトークセッションのあとは、豪華抽選会も。1等はスコットランド製カシミアストール、2等はシャンパンをこよなく愛したと言われる元イギリス首相ウィンストン・チャーチルを称えて造られた最高級キュヴェ「ポール・ロジェ」、3等にはバーバリー神戸の向かいに位置するオリエンタルホテルのメインダイニング「バイ・ザ・ハウス・オブ・パシフィック」のディナー券が、それぞれペアでプレゼントされた。
その後はいよいよフィッティングタイム。ベーシックなタイプからバーバリー プローサムのデザインコンシャスなタイプまで、みな思い思いのトレンチコートを試着。祐真氏や大住氏、またショップスタッフの方たちに相談したりしながら、自分のベスト・トレンチコートを選び、プロのフォトグラファーによる撮影会をおこなった。
一着が仕上がるまでに、100人以上もの職人が関わり、300もの製造工程と最低26回もの厳格な検査を経たうえで、私たち手もとに届くバーバリーのトレンチコート。誕生から100年以上たっても色褪せないタイムレスなアイテムについての話を聞き、また実際に袖を通してみることで改めてその良さが実感できた、スペシャルなイベントとなった。
バーバリー神戸
兵庫県神戸市中央区浪花町27
Tel. 078-571-2100
バーバリー・インターナショナル
0120-046-225