バウハウスを代表するウィルヘルム・ワーゲンフェルトによる普遍美と機能性｜trendglass JENA

trendglass JENA｜トレンドグラスイエナ

ドイツの耐熱ガラスブランド「イエナグラス」は、高い耐久性を誇るホウケイ酸ガラスを用いて、シンプルで機能的なプロダクトで知られていた。現在はトレンドグラスイエナ社がそのデザインを継承し展開。その中からバウハウスのデザイナー、ウィルヘルム・ワーゲンフェルトによるタンブラーとコーヒーサーバーを紹介したい。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

削ぎ落とされた造形に込められたデザイナーの熱量

1900年にドイツ・ブレーメン生まれ、モダニズムの礎を築いた美術学校・バウハウスで学んだ、ウィルヘルム・ワーゲンフェルト。彼が耐熱ガラスブランド「イエナグラス」にて1930年代に発表したデザインの数々は、モダニズムを象徴する美しいフォルムと機能性で知られている。

2005年に「イエナグラス」の製造メーカーでの生産が中止になったことを機に、デザインの数々と製造時の金型を「トレンドグラスイエナ」が引き継ぐことに。現在は同じ素材を用いて、ドイツとハンガリーにて生産している。『TEA GLASS CONICAL』（タンブラー）と『FOR TWO POT』（コーヒーサーバー）は、普遍的で洗練されたデザインが特徴。ポットを手にし、グラスを口に運ぶたびに、使い心地の良さを体感できる。ギフトにも喜ばれるだろう。ドイツ製。