靴・バッグ作家で知られる「曽田耕」と協業したシリーズ『One』｜F/style

F/style｜エフスタイル

“製造以外で商品が流通するまでに必要なことはすべてやってみること” をコンセプトに新潟を拠点に活動している「F/style」。伝統産業の技術力と自身の感性を掛け合わせ、プロダクトにして発表すること20年。その精度の高さと使い勝手の良さから、幅広い層から支持されている。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

「F/style」のプロダクト生産時に出る残布（ステインプルーフ）の生地の端布を用いて、2015年に靴・バッグ作家で知られる曽田耕氏がバッグを作ったことがきっかけで始まった両者のコラボレーション。

現在は「One」という名前でシリーズ化し、生産の都合で生まれる端材に着目しながら、その特性を生かしたモノづくりを行っている。

「シープ×エイバッグ」は、羊革のボディにエイ革の端材（“スターマーク”という白い斑点を抜き取った後のもの）でコラージュしたバッグ。素朴な佇まいと柔らかさが特徴だ。

「ステインプルーフのチェアパッド」は、スリッパ製作時に出るステインプルーフ（摩擦に強く丈夫な生地）の端切れを用いたチェアパッド。素材を円形のシートに組み上げ、コラージュ作品のような仕上がりとなっている。

プロダクトとして機能しながら、曽田氏による造形作品の側面を持つ「One」の製品。どちらもインテリアショップ「ViVO,VA」にて開催中の「エフスタイル展」にて販売している。

シープ×エイバッグ

ステインプルーフのチェアパッド

問い合わせ先

ViVO,VA
Tel. 078-334-7225
http://www.vivova.jp