TOYO KITCHEN|表参道・スパイラルガーデンで展覧会「妖しのインテリア」開催
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フレデリック・モレルとボクジャ2組の作家の新作を日本初公開!
展覧会「妖しのインテリア」開催
トーヨーキッチンスタイルのディレクションをおこなう渡辺孝雄氏が出合った2組の作家、「フレデリック・モレル(Frederique Morrel)」と「ボクジャ(Bokja)」――世界が注目する最新作を一同に発表するあたらしい試みの展覧会「妖しのインテリア」が、5月24日(金)から26日(日)まで表参道・スパイラルガーデンで開催される。
また、別会場の「ルーチェ・トーヨーキッチンスタイル」では、坂井直樹氏による照明と食器を展示発表する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
インテリアの世界に花開く、作品から受ける鮮烈な印象、妖しげな個性
ミニマルからデコラティブに移行しつつあるインテリアトレンド――心の内面や、外へのメッセージをストレートに表現する作家が世界で台頭し、常識や合議とは無縁な、作家個人の魂が込められた作品は、面妖にさえ感じる美しさを放つ。その代表的な作家が、ニードルポイント刺繍(キャンパス生地全体をウールの糸で刺繍をほどこす技法)をアート作品に採用し、動物や人間などを独自の解釈で作品にするフレデリック・モレルと、地中海に面するレバノンの首都、ベイルートに拠点を置くホダ・バロウディとマリア・ヒブリによる才能豊かなデザインデュオ、ボクジャだ。
狂気をはらんだ美しさ――フレデリック・モレル
アダムとイヴ、エデンの園、失楽園、ノアの方舟といった神話的要素にインスピレーションを受け、スピリチュアルな美意識で展開するインテリアアート。今回は、「ドクトルジバコ」をはじめ、新作8種を発売する。
80年代のパリで偶然隣り合わせになったふたりのアーティストによってスタートした「フレデリック・モレル」。アーティストであるフレデリックは、亡くなった祖母が得意だったニードルポイント刺繍への思いをきっかけに創作活動をはじめ、男と女、人間と動物、クラフトと工芸品、美と醜などの万象に作品を通じて問いかける。
華やかな色彩が織りなす美しさ――ボクジャ
レバノンのインテリアブランド「Bokja(ボクジャ)」。ブランド名は、トルコ語で“女性が嫁ぐ際に持っていく布”を意味し、作品はキリムやスザンニ(刺繍をほどこした布)を用いてハンドメイドで制作される。織物や刺繍の豊かな色彩と風合いが特徴で、伝統工芸の美しさが、現代的に表現されている。今回はソファ「ビーン」をはじめ、新作17種が発売される。