森本刃物製作所|伝統的工芸品・堺打刃物の伝統工芸士が仕上げる高級ペーパーナイフ「紙切包丁」
森本刃物製作所
伝統的工芸品「堺打刃物」の伝統工芸士が仕上げる逸品
高級ペーパーナイフ「紙切包丁」
伝統的工芸品「堺打刃物」の伝統工芸士を擁する森本刃物製作所は、堺市出身のデザイナー乾 陽亮氏と共同開発したペーパーナイフ「紙切包丁」の受注・販売を開始した。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
紙切包丁は受注生産品で、受注後約1カ月後に納品
16世紀ごろから堺の地で製造がはじまり、江戸時代にはその高度な鍛造技術から生まれる品質の高さにより、幕府から「堺極」の印を受け、全国に普及した堺打刃物。現在でも板前などプロの料理人が使う業務用包丁として高い評価を受け、圧倒的なシェアを誇っている。
紙切包丁は、堺打刃物の美しさと品格を備えた卓上文具で、伝統の和包丁とおなじく、刃物部分の形状は「切付け」「柳刃」の2種から、仕上げは「標準仕様」「鏡面仕上」「黒染仕上」「墨流し」の4種の仕上げから選ぶことができる。さらに銘切りをおこない、オリジナル仕様の一本を伝統工芸士が手で研いで仕上げる。
デザインを担当したデザイナーの乾 陽亮氏は、「紙切包丁は、堺打刃物の伝統工芸士が和包丁とおなじ工程で仕上げ、大阪浪華錫器と大阪唐木指物の職人と恊働した錫と紫檀の柄を付けた、大阪の3つの伝統工芸を組み合わせた工芸品です。アクリル台を付け、卓上で堺打刃物の切れ味と美しさを楽しんでいただける最高級ペーパーナイフで、打刃物には“邪を払い先を切り開く力が備わる”とされ、柄の錫も浄化の力が備わるとされている、縁起の良い品です」と推奨する。
紙切包丁
販売価格|2万4800円~3万9800円
仕様:主な素材|炭素鋼(打刃物部)、紫檀、錫、フェノール樹脂、アクリル樹脂
本体寸法|H175×W12×D12mm(刃渡り=H75mm・柄=H100mm)
本体重量|約27g /アクリル台寸法=H200×W29×D25mm
購入専用サイト
http://www.morimotohamono.com/ja/paperknife/
製造・販売にかんする問い合わせ
森本刃物製作所
大阪府堺市堺区南庄町1-2-22
Tel. 072-238-5823
http://www.morimotohamono.com/
デザインにかんする問い合わせ
乾 陽亮設計事務所
大阪府大阪市都島区片町2-9-30-704
Tel. 06-6357-6828
http://www.inuiyosuke.jp/