TIER|日本人の潜在的な美意識を刺激する、ちょっと変わったおしゃれなご祝儀袋
TIER|タイヤー
日本人の潜在的な美意識を刺激するモノづくりに注目
ちょっと変わったおしゃれなご祝儀袋
TIER(タイヤー)とは、「結ぶひと・結びつけるひと」という意味をもつ。水引と紙、伝統と現代、ひととひと……そんなモノやコトを結びつける視点でのモノ作りで注目されるブランド、タイヤーは、アートの感覚をもちながら量産可能にデザインされたご祝儀袋を制作している。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
素材の無限の組み合わせを結びつけ、水引を結び、伝統と現代を結ぶ
デザイナーの長浦ちえさんは、「私は水引に携わって10年ほどですが、普段さほど日本文化に意識を留めていないような年代や嗜好の方も、“ご祝儀袋を買う”となると日本人のDNAが強くあらわれるのだな……と商品を作っていて日々興味深く感じています」と語る。
さらに、「日常にハレの日気分を添えて、特別な日には、まわりにもハッピーが広がるように。背すじがスッと伸びた、ちょっぴり洒落っ気のきいたモノをタイヤーは作っていきます。ひとの輪と笑顔が広がっていくきっかけになることを願って」と、水引のあたらしい見え方をとおして、普段意識していなかった日本の伝統や、時代は変わっても潜在的に残っている日本人のもつ粋や洒落の美意識が“ちらり”と刺激されるようなモノづくりをおこなっている。
「ミニ金封/スタイリッシュシリーズ」は、通年で使用できる蝶ネクタイを締めた金亀や、髪飾りのような梅飾り、力強い常緑の松をはじめ、お正月に特化したモチーフの羽子板の羽、お正月飾り、鏡餅を展開。
ビビッドなカラーの本体に、熨斗(のし)もふくめて一枚の絵画のようなデザインが魅力の「金封/スタイリッシュシリーズ」は、花咲き誇る御所車をイメージした白。晴れやかな青空にそびえ立った富士と日の出の青。熨斗には松、全体で松竹梅の赤など、古典的なモチーフを水引で表現し、現代にマッチする世界観のシリーズとなっている。
「金封・ミニ金封/スタイリッシュシリーズ」はマークス(http://www.marks.jp/)より販売。ロフトをはじめ全国の文具・雑貨店にて展開中。