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PRODUCT
2015年8月3日
ABAHOUSE|宮脇賣扇庵×RECENCY OF MINEの至極の別注扇子
ABAHOUSE|アバハウス
用と美が一体となった至極の別注アイテム
“宮脇賣扇庵 for RECENCY OF MINE”の扇子
京都で1823年に創業した宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)とアバハウスのブランド RECENCY OF MINE(リーセンシィ オブ マイン)のコラボレーションから、柿渋、迷彩柄、ボーダー3柄の別注扇子が誕生した。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
あらたな挑戦を辞さない老舗と、ショップの現代的感覚が融合した扇子
京の素材を使い京の職人によってすべて手作業で成型され、天皇ご成婚の際に献上するなど、歴史と品質を兼ね備えた扇子を生み出す宮脇賣扇庵。
今回の別注扇子は、通常はすべて同色で纏(まと)められる骨組をコンビネーションカラーで構築。さらに、扇裏面には“RECENCY OF MINE 宮脇賣扇庵 謹製”と別注の証しの刻印が入っている。
手触りや開き具合、重さ、使い勝手など定評ある宮脇賣扇庵の扇子づくりに、リーセンシィ オブ マインのヨーロッパテイストを表現するボーダーやイギリス軍のカモフラージュと、伝統ある柿渋をかけ合わせたあたらしい試みが新鮮だ。
職人の手作業により、美しい扇面に男性らしい力強さが表現されている柿渋、英国軍の歴史のなかでも初期の1840年~50年に採用されていたカモフラージュを用いた扇面が斬新な迷彩柄、そして夏らしい色合わせの爽やかなマリンテイスト薫るボーダー柄と、どれも既製品にはないセンスが強く感じられる。
また、「歴史ある扇子を、ケースとともに“履き込んで色落ちするデニム”のように永く愛用し、自分のものにしていってほしい」というコンセプトから、ケースはデニムの産地として名高い岡山県産セルビッチデニムを使用している。
クールビズのスタイルによく似合う、おしゃれな扇子をジャケットに忍ばせよう。