MAGIS|深澤直人デザインの新作が登場
MAGIS|マジス
デザイナーに深澤直人氏を起用
MAGISの新作3点がリリース
1976年の創業以来、“日常の製品にこそ、優れたデザインを”をテーマに、最先端の技術とデザインを日常の製品に取り入れ、確固たるブランドイメージを築いた「MAGIS」。深澤直人氏がデザインを手がけた3つの製品がリリースされる。
Text by OPENERS
深澤氏のデザイン哲学を感じることできる最新作
飛行機の窓を彷彿とさせるフレームに収まったシンプルなミラーは、深澤直人氏が唱える「スーパーノーマル」の精神を世に知らしめた「Déjà-vu」シリーズの最新作。アルミ枠をもつミラーは決して珍しくはないが、丸みがかってぽってりとしたパーツが不思議と新鮮な印象を与える。枠のアルミも鏡面となっているが、格別に柔らかい反射になるように細心の仕上げがほどこされている。ミラーとアルミの素材と質感の妙を感じさせてくれる同製品は、どんな空間にも溶けこみ、さらには日常を優しく写し出してくれるにちがいない。2011年6月発売予定。
Déjà-vu Mirror(デジャヴミラー)
素材|アルミニウム、ガラス
カラー|ポリッシュ アルミニウム
価格・サイズ|13万1250円(73×137cm)
16万1700円(73×190cm)
12万8100 円(105×105cm)
そもそも昔ながらの鳩時計のかたちは、鳥小屋を簡略にあらわしたものである。この「Cu-Clock」は鳩時計をさらにシンプルにアイコン化したもの。MAGISならではの樹脂成形技術とポップなカラーリングで、美しいアート作品のような時計に仕上がった。ノスタルジックで親しみのあるおなじみの形状ながら、まとう空気は斬新。現代住宅に違和感なく調和するところも、いままでの鳩時計にはなかったポイントといえるだろう。2011年5月発売予定。
学校で子どもたちが使っている時計からインスピレーションを受けたという「Tempo」。この時計は、3次元の造形物であるにもかかわらず、2次元でよく使われる時計のアイコンそのもの。また、“コ・インジェクション”という高度な樹脂成形技術で、文字盤と基盤が一体で成型されているのもMAGISの技術力の真骨頂ともいえる。無駄なものをそぎ落としたフォルムはテンポよく時間を刻みながらも、そこだけ次元が歪んだかのような不思議な存在感を放つ。