Herman Miller|5万1574通りから選べるイームズチェア
Herman Miller|ハーマンミラー
世界的な名作のバリエーションが5万1574種類に
イームズシェルチェアにあたらしいラインナップが追加
イームズシェルチェアにあたらしいラインナップが追加された。プラスチックシェルチェアに新色9色が追加されたほか、シェルにファブリックが張られたアプホルスタータイプがお目見えするなど、選ぶ楽しさがさらに広がった。
Text by HAMADA Masaru(OPENERS)
シェルの色だけでなくベース部分のあたらしい仕上げも追加
ハーマンミラー社から1950年に発表されて以来、世界中で愛されつづけているイームズシェルチェア。当初、ファイバーグラス製だったシェルも、製造工程の問題などから1989年(日本では1997年)に製造が中止に。 以後、2000年にポリプロピレン製に変更され、2013年にはウッド製、2014年にはファイバーグラス製のシェルチェアが復刻。現在のシェルはポリプロピレン(プラスチック)、ウッド、ファイバーグラスの3種で展開されている。
シェルチェアは、シェルの色や素材、アームの有無、ベースの種類、仕上げなどを選べることから、パターンが230種類あったが、あらたにシェルの色やベース部分の仕上げがくわわったことで、バリエーションは5万1574種類へ一気に増えた。
具体的には、プラスチックシェルチェアのシェルは、ブラッシュ、ペイルイエロー、ブルーアイス、ケリーグリーンなど新色9色が追加され、全14色に。
プラスチックとファイバーグラスのシェルチェアには、ファブリックが張られたアプホルスタータイプがくわわった。
またイームズと同じ時代、ミッドセンチュリー期にハーマンミラーのテキスタイルデザイナーとして活躍したアレキサンダー・ジラードがデザインしたファブリックは全17色を備え、ウッドシェルチェアのシェルにはエボニー(アッシュ材に黒く着色したもの)がくわわり、既存のウォールナット、ホワイトアッシュ、サントスパリサンダーと合わせて4種となった。
シェルだけでなく、あらたな仕様は支えるベース部分にも。ワイヤーベースと4レッグベースの仕上げに「ホワイト」が追加され、既存のトリバレントクローム、ブラックと合わせて3種になるほか、ダウェルベースのワイヤー部分はブラックのみだったが、トリバレントクロームとホワイトが追加された。ウッド部分はホワイトアッシュが追加されたことから、4種(ほかにメープル、エボニー、ウォールナット)となっている。
新仕様の発表を記念して、ハーマンミラーストアとMoMA DESIGN STOREではキャンペーンを実施中。イームズシェルチェアの特別展示と、イームズシェルチェアの購入者に『チャールズ・イームズの100の名言』か「MoMA イームズチェアコースター」のいずれかをプレゼントするほか、来店者先着100名にノベルティーが用意されている。
またハーマンミラージャパンは11月20日(木)から、アレキサンダー・ジラードがデザインした色彩豊かなブランケット、ジラードスローを発売する。通気性がよく、しわになりにくいバージンウール82パーセント、コットン18パーセントの混紡で、色はオレンジ/フクシア、ティール/アクア、ブラック/ホワイト、ナチュラル/ホワイトの4種類。価格は3万9500円(税抜)。
イームズシェルチェア
価格|イームズプラスチックシェルチェア 3万5000円(税抜)~
イームズウッドシェルチェア 8万5000円(税抜)~
イームズファイバーグラスシェルチェア 5万2000円(税抜)~
ジラードスロー
価格|3万9500円(税抜)
色|オレンジ/フクシア、ティール/アクア、ブラック/ホワイト、ナチュラル/ホワイト
ハーマンミラージャパン
Tel. 03-3201-1830
http://www.hermanmiller.co.jp/