コンパクトになった新ワーキングチェア「IN」が今秋発売|WILKHAHN
DESIGN / INTERIOR
2015年8月6日

コンパクトになった新ワーキングチェア「IN」が今秋発売|WILKHAHN

WILKHAHN|ウィルクハーン

独自の“トリメンション”メカニズムをコンパクトにシンプルに新解釈

新ワーキングチェア「IN(イン)」が今秋発売

ドイツで1907年に創業した老舗家具ブランド「WILKHAHN(ウィルクハーン)」より、三次元のダイナミックな座り心地を見事に実現した新ワーキングチェア「IN(イン)」が発表。日本では今秋の発売を予定している。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

製品に貫かれる“design made in Germany”

ウィルクハーンは、ドイツに生まれ、ドイツに育まれたモダニズムの原理を守りながら、バウハウスの影響を受け、クオリティにこだわり、イノベーションを追求。シンプルで純粋なフォルムの美しいデザイン、直感的に操作でき、実用的であること、細部まで完成度を高め、本物のクオリティを兼ね備えることをテーマに、“design made in Germany”がすべての製品に貫かれている。

ウィルクハーンは、身体を動かさないことで起こる腰痛や代謝の悪化が起こりがちなオフィス環境を研究し、より健康的で快適な環境をつくる商品開発に取り組み、2009年には5年の歳月をかけて独自に開発した三次元シンクロメカニズム“トリメンション(Trimension)”を搭載したワーキングチェア「ON(オン)」を発表している。今回発表されたワーキングチェア「IN」は、“トリメンション”メカニズムをさらにコンパクトでシンプルに新解釈したモデルだ。

ウィルクハーン|ワーキングチェア「IN」

ウィルクハーン|ワーキングチェア「IN」




トリメンション搭載で快適な座り心地を実現

ワーキングチェア「IN」は、まるで歩行時の人間の関節のように、前後、左右の動きが組み合わさった回転運動が可能なトリメンションの特性を十分体感できるよう、シートは12度からマイナス5度まで、背もたれは最大28度まで、さらに左右に最大13度まで傾斜する広い可動域を実現。ユーザーの身体の動きを阻害せず、ダイナミックにサポートし、コンパクトなルックスながら、体重45kgから140kgまでの幅広いユーザーの使用に対応する。

また、トリメンションの中核をなすスプリングは、「ON」では2本のバネが用いられたのに対し、「IN」では1つのバネで3Dの動きをコントロール。パーツの数を減らすことで、メンテナンスがしやすく、環境への負担軽減も実現した。

ウィルクハーン|ワーキングチェア「IN」

ウィルクハーン|ワーキングチェア「IN」




最新テクノロジーが身体の動きをサポートする

背座を形成する樹脂フレームには、コンピュータプログラムによって、場所ごとにグラスファイバーの混合率を変えることができる「2-component technology(2-コンポーネント テクノロジー)」と呼ばれる技術が取り入れられ、おなじ樹脂素材で一体整形しているにもかかわらず、腰の部分は柔らかくしなやかで、背もたれの垂直部分は硬く強度が高いなど、場所によって柔軟性の違うフレームを実現。

背もたれの3Dメッシュは、場所によって織りの密度を変えることのできる特殊な織機を使って作られ、1枚のファブリックで背中のそれぞれの部位に最適なサポートを提供する。

身体を動かすことを自然に促されるオフィス環境とワーキングチェアの重要性を提唱してきたウィルクハーンの哲学が凝縮されたワーキングチェア「IN」の座り心地を、東京都港区にあるショウルーム「Wilkhahn Forum Tokyo」で体感してみたい。

ワーキングチェア「IN(イン)」
発売時期|2015年秋頃の予定
予価|13万1760円~
サイズ|約W690×D660×H1010-1130×SH400-520mm

問い合わせ先

ウィルクハーン・ジャパン

Tel. 03-5414-8088

www.wilkhahn.co.jp

           
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