まぼろしの巨大マルサンガラモンをアーティストNAGNAGNAGプロデュースで復刻 | MEDICOM TOY
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2024年9月26日

まぼろしの巨大マルサンガラモンをアーティストNAGNAGNAGプロデュースで復刻 | MEDICOM TOY

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

ジャイアント「ガラモン」マルサン製拡大版 1200mm produced by NAGNAGNAG

昨年急逝したアーティストNAGNAGNAGの生前の意思を受け継ぎ、氏の意向を守っていく事を念頭に設立された「NEW ART GUILD」より、NAGNAGNAGが生前プロデュースした『ジャイアント「ガラモン」マルサン製拡大版 1200mm produced by NAGNAGNAG』が抽選販売で登場する。

Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo

日本国内のソフビでは最大級サイズとなる全高1200mm

今年7月23日〜28日開催した「MEDICOM TOY EXHIBITION '24」にて初お露目(この時はらくがきブルーという成型色そのままの色で展示)となった、マルサン製ジャイアント「ガラモン」がついに発売決定。本商品はこれまで都市伝説的に語られてきたマルサン製の店頭展示用ガラモンをアーティストNAGNAGNAG氏プロデュースのもとに復刻したものだ。
ガラモンは1966年1月〜7月にテレビ放送された『ウルトラQ』第13話「ガラダマ」(1966年3月27日放映)にて初登場した怪獣。
同年5月頃、マルサン商店が『ウルトラQ』に登場する怪獣のソフトビニール人形を発売。当初は問屋の注文数も少なくファーストロットとなった「ガラモン1期」(紺成型)はわずか600体しか発売されなかったが、その後子供たちからの人気が高まり大ヒット商品となり、第一次怪獣ブームを支える存在となった。
ここからは今回登場する「ジャイアント「ガラモン」マルサン製拡大版 1200mm produced by NAGNAGNAG」の制作工程を紹介しよう。
1990年代後半にソフビメーカー「M1号」の店頭展示用に作製した特大カネゴンの再現をおこなっており、これを受けて同モデルの後継シリーズとしてNAGNAGNAG氏、メディコム・トイ代表の赤司竜彦氏たっての希望で円谷プロ、マルサン、M1号より正式に承認を受けて開発がスタート。
M1号・西村祐次氏所蔵の当時のガラモン1期より復刻したものをスキャンしたデータをもとに、NAGNAGNAG氏プロデュースのもとテクスチュアを加味した原型を製作。2023年9月中旬から金型製作を開始し、翌年2024年の3月下旬まで約半年間かけて金型が完成。カラーリングは1960年代当時に人気の高かったオリジナルの「マルサンガラモン」(通称「赤ガラ」)を採用している。
企画構想から発表まで1年以上の時間を要し、NAGNAGNAG氏は本商品の完成を見ることなく昨年11月に急逝。1200mmというサイズゆえ当初中国生産を予定していたが、MADE IN JAPANにこだわるNAGNAGNAG氏の意志を継ぎ、日本で製作できる工場にて成型。右足裏には円谷プロの版権許諾を示すコピーライト、左足裏にはNAGNAGNAGのロゴ、右足内側にはマルサンマークが刻印されている。
怪獣ソフビの原点にして頂点といわれる「ガラモン」。マルサン製の店頭展示用ガラモンに関しては現存しておらず、67年のおもちゃ見本市に展示された店頭用特大サイズのカネゴン写真1枚のみが残されている。怪獣ソフビを心から愛する人はこの機会にぜひ、NAGNAGNAG氏が夢見た幻のアイテムを手に入れよう。
ジャイアント「ガラモン」マルサン製拡大版 1200mm produced by NAGNAGNAG
企画協力|マルサン、M1号
原型製作|パイドパイパー
サイズ|全高約1200mm
購入方法|2024年9月24日(火)0:00~10月10日(木)23:59の期間、MCT TOKYOにて抽選販売  ※詳細は www.medicomtoy.co.jp をご覧ください。
発売日|2025年1月発送予定
価格|99万円(税込)
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©️ 円谷プロ
問い合わせ先

メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555

                      
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