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2025年1月24日
「トランスフォーマー」40周年を記念して完全変形する400% BE@RBRICKが登場 | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
かわいいBE@RBRICKが、かっこいいロボットにトランスフォーム(完全変形)! “BE@RBRICK × TRANSFORMERS”より、シリーズを代表するキャラクター「オプティマスプライム(コンボイ)」が400%サイズとなって登場する。
Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
昨年、全国各地で開催された展覧会にG1世代も大興奮!
1984年、ビークルからロボットに変形するオプティマスプライム(コンボイ)が誕生して以来、40年もの長きにわたって株式会社タカラトミーと米HASBRO社のパートナーシップのもとに変形ロボット玩具の金字塔として世界中のファンを魅了してきた「トランスフォーマー」。
タカラトミーのトランスフォーマーチームでは、40年という歳月を共に過ごしたファンに向けて「それぞれの原点となった、トランスフォーマー “YOUR ORIGIN”を大切にし、40周年を機に全ての世代が一つになり“OUR ORIGIN”とトランスフォームして、さらに大きな力に繋げられるように」という目標を掲げ、世代を超えて楽しむことができる企画を次々と展開している。
メディコム・トイとタカラトミーのコラボレーションによる「BE@RBRICK × TRANSFORMERS OPTIMUS PRIME 400%」は、新規設計により全高280mmのビッグサイズで完全変形を実現。ボディ背面には「TRANSFORMERS」「BE@RBRICK」のロゴをエンボス加工にて表記し、手にした人だけが味わえるプレミアム感を演出している。同商品の発売を記念して、タカラトミー トランスフォーマーチームの方に、昨年のトランスフォーマー40周年イベントや商品開発秘話、今後の展開予定についてお話をうかがった。
──昨年はトランスフォーマー40周年ということで、大阪・梅田ロフトを皮切りに全国で開催された「トランスフォーマー展」、東京・寺田倉庫 G1ビルでの「トランスフォーマー博 2024」、映画最新作『トランスフォーマー/ONE 』公開、そしてタカラトミーから新商品の発売など、さまざまなイベントが展開されました。まずは振り返っての感想からお聞かせください。
タカラトミー 40周年に向けては以前から多くの準備を行ってきました。まずアニメ1作目である『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の配信を始め、これは現在『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ』へと続いています。歴史が長い分、実は旧作を見たことがない…という新世代のファンの方も多かったですし、従来のファンの方にも楽しんでいただけていると思います。
商品でも各世代のファンの方々に向けて様々準備を行い、まず最高峰ブランドである「マスターピース」ではちょうど100体目を迎えたので商品化アンケートで長らく1位人気であった「ジンライ」を発売、合わせて次世代最高峰ブランドであるMPGシリーズでも「スーパージンライ」を発売しました。この案内のタイミングでこのジンライが活躍する『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 超神マスターフォース』の配信も始めています。
そして40~50代のG1世代のファンの方向けには、“初期のトイがもしフルポーザブル仕様だったら…”という仮想復刻シリーズ「ミッシングリンク」をスタートさせました。
30代のいわゆる「ビースト世代」のファンの方へは、40TH SELECTIONという名目でライオコンボイの商品をよりアニメに忠実にした仕様で発売、20代のムービー世代のファン向けには好評だったMPMバンブルビーをより忠実なカラーリングで発売予定です。
30代のいわゆる「ビースト世代」のファンの方へは、40TH SELECTIONという名目でライオコンボイの商品をよりアニメに忠実にした仕様で発売、20代のムービー世代のファン向けには好評だったMPMバンブルビーをより忠実なカラーリングで発売予定です。
そして2024年はタカラトミーの100周年でもあるので、記念商品として初の完全自動変形商品である「カラクリ・スタチュー KS-01 コンボイ」もこの3月に発売予定です。他にもBINGO SPORTSとの協業でレース参戦・商品化があり、ゲームの「モンスターハンター」や「ゴジラ」とのコラボレーション商品も発表するなど、多岐に渡っての展開があります。
その中で最も注力したのは映画『トランスフォーマー/ONE』の公開タイミングで実施した「トランスフォーマー博」になるかと思います。
大阪、福岡での「トランスフォーマー展」を経て東京で開催したもので、トランスフォーマーの歴史をパネル解説と商品陳列を交えて行ったもので、数多くの会場限定品・関連グッズもあったので来場されたお客様に大変好評をいただきました。
大阪、福岡での「トランスフォーマー展」を経て東京で開催したもので、トランスフォーマーの歴史をパネル解説と商品陳列を交えて行ったもので、数多くの会場限定品・関連グッズもあったので来場されたお客様に大変好評をいただきました。
──「オプティマスプライム(コンボイ)」はトランスフォーマーを代表するキャラクターにして商品展開でも、常にフラッグシップ的な役割を担っています。同キャラクターの魅力と、これまでのタカラトミー商品の中でも特に印象に残るアイテムについてお聞かせください。
タカラトミー オプティマスプライム(コンボイ)は、もともと人気の主人公/司令官キャラクターではありますが、その認知度はハリウッドで実写映画化されたことでより一層浸透したかと思います。
2000年代後半に飲料メーカーさんとコンボイトレーラーを作ったのが本格的なコラボレーションの始まりとはなりますが、さまざまに協業していく中で、やはりキャラクターはオプティマスをご指名いただくことが多いです。アニメ作品の中では結構失策があったり、あっさりバラバラになったりとリーダーらしからぬシーンも多い司令官ですが、そういった部分も含めて長年愛されているのだと思います。
過去さまざまな担当者が多くのコラボ商品を手がけてはいるのですが、自身が手がけたコラボ商品の中で印象的なものとしては、2012年にアイスの「ガリガリ君」とコラボした「ガリロボ君」があります。先方のデザイナーさんと何回もデザインのやり取りを繰り返して完成したもので、細部やパッケージまでこだわりの一品です。トランスフォーマー作品ではお約束の「司令官の握手カット」も描き起こしましたしね(笑)。
新設計にて構造、変形パターン、彩色にこだわった400% BE@RBRICK
──トランスフォーマーとBE@RBRICKのコラボレーションは、2007年8月発売の「BE@RBRICK TRANSFORMERS 2pc set」(OPTIMUS PRIME/MEGATRON)に始まり、トランスフォーマー発売30周年の2014年7月に発売された「BE@RBRICK × TRANSFORMERS OPTIMUS PRIME」では、BE@RBRICKからオプティマスプライムに変形する機構が新たに開発されました。
タカラトミー 初めはBE@RBRICKへのトランスフォーマーキャラクターのライセンス展開だけだったのですが、2012年後半に「ロボット(モード)に変形させちゃいますか!」という話になりました。
しかし、言ってはみたもののこれがなかなか難しく、弊社の企画・開発チームでかなりお時間をいただいてスケッチを仕上げたのを覚えています。そして、せっかく新素体を起こすのであれば、オプティマス、バンブルビー、メガトロン、スタースクリームの4キャラクターを出します!という連絡をいただき、相当プレッシャーも感じましたね。
──「BE@RBRICK × TRANSFORMERS」はその後、ファッションブランドA BATHING APE®ともコラボレートされています。トランスフォーマーは他のカルチャーとのコラボレーションに意欲的な印象がありますが、その背景にはどのような思いがございますか。
タカラトミー 企画・マーケティング担当の自分がアパレルメーカーさんやクリエイターさんとの関わりが多いというのも正直あるかと思います。
メディコム・トイさんもA BATHING APE®さんも古くからのお付き合いもあり、話が早いというのも大きいです。ただし、一度コラボした業態/モチーフとは繰り返さずに年に2~3種のコラボ商品を出すことをチームに課しているのも事実で、このモチーフを変形させたい! となると、飛び込みで相手先にお願いしに行くことも結構あります。
──今回発売される「BE@RBRICK × TRANSFORMERS OPTIMUS PRIME 400%」は、約10年ぶりにOPTIMUS PRIMEが完全変形のBE@RBRICKとして、しかも400%にサイズアップして帰ってきます。新規の金型など開発にはたっぷりと時間をかけたそうですが、どのようなところがリニューアルされているんでしょうか。
タカラトミー 200%の好評を受けて400%サイズも作ろうというお話になったのですが、強度や安全基準も含めて単純なサイズアップにはならず、設計はまたイチからおこなっています。実物の400%を採寸し、立ち・座りの両方で遜色ないプロポーションを追求しました。
さらに400%となると通常のトランスフォーマーと比較してもかなり大型サイズになるので、ポージングもきちんと保持できるよう関節にも気を遣いました。
また、せっかくの新規金型でもあるので、より見栄えが良くなるよう、部分的に構造や変形パターンも変えております。例えば、ロボット時の腰の前屈可動の追加や、200%よりも肘の可動域を広くして、ファンクションもよりよいものになるよう開発しました。彩色についても試作品を実物の400%と細かく比較し、可能な限り違いが出ないよう修正を重ねました。
──早く実物を手にして進化の具合を感じていただきたいですね。BE@RBRICKにはどのような印象をお持ちでしょうか。
タカラトミー 私個人はメディコム・トイさんの商品群は創業時から多くのシリーズを購入させていただいているほどのファンなのですが、特にBE@RBRICKはSERIES1からコンプで集めていましたので、初めご一緒させていただいた際は1つ夢が叶った思いでしたね。
200%が数体出た後にA BATHING APE® さんとのトリプルコラボがあり、そして今回の400%の実現と長くお付き合いさせていただき大変光栄です。400%でも様々なキャラクター展開やコラボレーションが出来ればと思っています。
──これまでもメディコム・トイとは数々の商品でコラボレーションされていますが、同社の魅力についてお聞かせください。
タカラトミー メディコム・トイさんとはトランスフォーマーだけでなく、チョロQなど多くのコラボレーション展開がありますが、まず驚くのはそのスピード感ですね。そしてさまざまなフォーム/シリーズで人気キャラクターや最新コンテンツをこだわりの仕様や、パッケージなども含むデザイン性の高さで幅広く商品化されているのが魅力だと思います。
トランスフォーマーはもちろん、タカラトミーとして今後も様々な形でご一緒できればと思っています。
──また、あっと驚くような企画を楽しみにしております。最後に2025年に発売が予定されているタカラトミーからトランスフォーマーの新商品の中から、G1世代も多いOPENERS読者に向けておすすめの商品を教えてください。
タカラトミー 米HASBRO社と共に行っている「ジェネレーションズ(アニメからの商品化シリーズ)」と「スタジオシリーズ(映画からの商品化シリーズ)」から、約10年振りに合体戦士が発売となります。ジェネレーションズからは5体からなるエアリアルボットの「スペリオン」、スタジオシリーズからは6体からなるコンストラクティコンの「デバステーター」です。共に今年中盤から1体ずつ徐々に発売をしていき、年内もしくは年明けを目途に完結して合体が完成するものとなります。
また、最高峰ブランドであるMPGからは人気のビースト戦士「サイバトロンラットル」が9月に発売予定です。これでサイバトロン側のメインキャラが最高峰仕様で揃うことになり、ぜひ注目していただきたいです。
BE@RBRICK × TRANSFORMERS OPTIMUS PRIME 400%
サイズ|全高約280mm
発売日|メディコム・トイ直営各店舗及びオンラインストア各店にて2025年2月発売予定
価格|3万6000円(税込)
※数量限定となります。品切れの際はご容赦ください。
※権利表記「TRANSFORMERS」は 株式会社タカラトミーの登録商標です。
©️ TOMY
BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2025 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
サイズ|全高約280mm
発売日|メディコム・トイ直営各店舗及びオンラインストア各店にて2025年2月発売予定
価格|3万6000円(税込)
※数量限定となります。品切れの際はご容赦ください。
※権利表記「TRANSFORMERS」は 株式会社タカラトミーの登録商標です。
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