Panasonic|ミラノサローネ2010|「快適とエコ」が体感できるパナソニック電工「(standard)3-smart」
Panasonic|パナソニック電工
「快適とエコの両立」 の実現に向けての取り組み
展示コンセプトは 「(standard)3-smart」
今年で3年目のフォーリサローネ出展となるパナソニック電工の展示は、昨年につづきミラノ市内の中心部、ブレラ地区の小路を入ったショールームが会場となりました。「(standard)3」(スタンダード3乗)は、パナソニック電工・デザイン部門が2008年から継続して展開しているデザインコンセプトで、多岐にわたるスタンダード製品群を空間化(立体=3乗)して提案することを意味しています。パナソニックのPRを務めるDaily Pressが、ミラノサローネでの展示内容をリポート。
Report by Daily Press
テーマの「洞窟」は、私たちの住む心地よい場所のメタファーとして表現
「(standard)3-smart」と題した2010年のパナソニック電工の展示は、幅広い製品群を賢くスマートにコントールすることで実現する暮らしの全体最適を提案。プロダクトのデザインのみならず、次世代のエネルギーマネージメントまで見据えた“見えないデザイン”をふくんだ空間展示となっています。
会場構成を手がけたのは、イタリアを拠点に活躍している建築家マルティノ・ベルギンツ氏。かつて人類が少ない道具と技術を駆使して自然とともに生活を営んでいた「洞窟」を、私たちの住む心地よい場所のメタファーとして、最新の技術が詰まった現代の洞窟を表現。宝探しのような感覚で、会場を訪れた方にあたらしい技術や新作の情報を楽しみながらもって帰っていただこうという構成です。
「洞窟」に対するメタファー
テーマの「洞窟」についてマルティノ・ベルギンツ氏は、「今年のパナソニック電工の展示では、環境とエネルギーのスマートな使い方を考えた高い技術の商品群が数多く出展されます。人類の歴史がはじまった遠い昔、洞窟のなかに住んでいたときのことを思い浮かべました。そこでは、自分たちの生活は自分で責任をもち、もっていた数少ない道具や技術を駆使して毎日を営み、自然とともに生き、持続可能な生活を送っていたのです。今回の展示では、そんなかつての生活の舞台であった「洞窟」を私たちの住む心地よい場所のメタファーにしたいと考えました。会場構成をするにあたり、パナソニック電工オリジナルの建材「ケナボード」を目にしたとき、これはパナソニック電工の製品のつながりを表現する絶妙の手段となると確信しました。パナソニック電工の技術やエコ、未来への可能性、 美意識……それらが象徴的に表現されるのです。ボードを多彩なかたちに展開し、多面的に見せることで、来場者につぎになにが出てくるのか期待感をもたせ、驚きを与えます。同時にその複雑な形状は、パナソニック電工の技術やエコへの世界観の多面性を暗に示すものでもあるのです」とメッセージ。
会場内は「次世代ゾーン」「コントロールゾーン」「プロダクトゾーン」に分かれ、「次世代ゾーン」では、MODIFY(モディファイ)や有機EL照明パネルなどが展示され、「快適とエコ」の次世代技術を提示。「コントロールゾーン」では、ホームシステムのライフィニティ ECOマネシステム、距離画像センサ、LEDダウンライト、マッサージソファを展示し、「快適とエコ」のスマート・コントロールを体感。そして「プロダクトゾーン」では、エアロウォッシャー、おそうじトイレのアラウーノ、キッチンのリビングステーション、ケナフボードなどが展示され、「快適とエコ」の実際の商品に触れることができます。
パナソニック電工
サローネオフィシャルサイト
http://panasonic-denko.co.jp/salone/