『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』の開催を記念したBE@RBRICKが登場 | MEDICOM TOY
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2021年8月30日

『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』の開催を記念したBE@RBRICKが登場 | MEDICOM TOY

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

代表作のひとつ《夜のプロヴァンスの田舎道》をBE@RBRICKで再現

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の展覧会『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』が2021年9月18日(土)~12月12日(日)、東京都美術館にて開催される。同展の開催を記念して、メディコム・トイでは《夜のプロヴァンスの田舎道》をモチーフにしたBE@RBRICKの発売も決定! 展覧会の見どころを中心に担当者である(株)TBSテレビ ライブエンタテインメント局事業部の若林氏に話を聞いた。

Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo

クレラー=ミュラー美術館のコレクションより選りすぐりの作品が来日


『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』
会期|2021年9月18日(土)~12月12日(日)
会場|東京都美術館 企画展示室 https://www.tobikan.jp
休室日|月曜日、9月21日(火)
※ただし、9月20日(月・祝)、11月8日(月)、22日(月)、29日(月)は開室
開室時間|9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
観覧料|一般 2,000円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 65歳以上 1,200円
主催|公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、東京新聞、TBS
特別協賛|サイバーエージェント
協賛|NISSHA
協力|KLMオランダ航空会社、ヤマト運輸
後援|オランダ王国大使館
特設WEBサイト
https://gogh-2021.jp

ゴッホに魅了された収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラー

──『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』の内容とテーマについて教えてください。
フィンセント・ファン・ゴッホの芸術に魅了され、その世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラーに焦点を当て、彼女のコレクションからファン・ゴッホ作品を軸に近代絵画の展開をたどる展覧会です。ファン・ゴッホの初期のオランダ時代からパリ時代、アルル時代そして晩年までをたどる油彩画28点と素描・版画20点のほか、ヘレーネが興味を持っていたミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンなどの絵画20点、さらにファン・ゴッホ美術館からゴッホの油彩画4点の計72点を展示します。
──ヘレーネ・クレラー=ミュラーさんとはどういう方なのでしょうか。
鉄鉱業と海運業で財をなした夫アントンとともに、ゴッホが画家として有名になる前の1908年から約20年間で、ゴッホの90点を超える油彩画と約180点の素描・版画を収集しました。宗教的ともいえる情熱で創作活動に徹したファン・ゴッホの芸術に、ヘレーネは深い精神性を見出し、その芸術は彼女の心の拠りどころとなりました。そしてその感動を多くの人々と分かち合うべく、生涯にわたり美術館の設立に情熱を注ぎ、クレラー=ミュラー美術館の初代館長となりました。
《レストランの内部》
フィンセント・ファン・ゴッホ
1887年夏
クレラー=ミュラー美術館
©Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlands
《種まく人》
フィンセント・ファン・ゴッホ
1888年6月17~28日頃
クレラー=ミュラー美術館
©Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlands
《黄色い家(通り)》
フィンセント・ファン・ゴッホ
1888年9月
ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
──数ある展示作品の中でも、16年ぶりに来日を果たすことで特に注目を集める《夜のプロヴァンスの田舎道》について教えてください。
「《ひまわり》のような作品にしたい」と、ファン・ゴッホがサン=レミで本格的に取り組み始めた題材が、糸杉でした。まばゆい色彩の中で異彩を放つ、糸杉の濃い緑色の色調に心を奪われながらも、弟テオに宛てた手紙ではそれを表現する難しさについて、いくども吐露されています。おそらく南仏滞在の最後に制作されたプロヴァンスの集大成といえる作品で夜空にそびえる糸杉を力強く描いています。
糸杉を題材に何枚もゴッホは描いていますが、今回の《夜のプロヴァンスの田舎道》はその糸杉の作品の中でも傑作と言われています。
《夜のプロヴァンスの田舎道》
フィンセント・ファン・ゴッホ
1890年5月12~15日頃
クレラー=ミュラー美術館
©Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlands
──日本でゴッホが人気を博している理由はどこにあると思われますか?
日本でのゴッホの人気というのは、やはり、ゴッホの衝撃的で悲劇的な人生のストーリーだと思います。様々な挫折を経て、画家としては遅い27歳からのスタートでしたが37歳という短い生涯を自ら閉じました。しかし、その短い10年間で2000点とも言われる作品を残したほど情熱的に没頭して制作しました。
また、炎の画家といわれるように荒々しいタッチもゴッホの象徴として印象深く、記憶に残り、人気を博していると思います。そして生きている時には無名でほとんど売れなかったエピソードもまた応援したくなる一因となっていることでしょう。日本人は不屈の精神であったり努力する人々を応援することが大好きで、まさにゴッホはそれを体現している画家であると言えます。
──これまで美術館に行ったことがない方にも、今回の展覧会を楽しんでいただけるポイントを教えてください。
今回のゴッホ展は、糸杉の傑作といわれる《夜のプロヴァンスの田舎道》とゴッホとゴーガンと共同生活をしたアルルの《黄色い家(通り)》が16年ぶりに来日します。そして、ゴッホの初期のオランダ時代の暗い雰囲気の作品からパリ時代の新印象派に触れて明るい作品になり、アルル時代からゴッホの荒々しいタッチの作品と、ゴッホの画家人生をたどることができます。また、ゴッホ作品52点以外に、日本人に大人気のルドンやルノワール、スーラなど印象派、新印象派の作品も展示されます。
──今回のゴッホ展開催を記念して「夜のプロヴァンスの田舎道」を再現したBE@RBRICKが発売されます。完成した商品をご覧になった感想はいかがですか?
平面の絵画作品を立体に表現するということでゴッホの作品感がなくなるのではと思っていましたが、完成度に驚いています。また1つ1つ転写される部分が異なっているため、同じものが2つとないオリジナルなBE@RBRICKになっていると思っています。
──メディコム・トイは世界各国のアーティストや美術館、博物館と積極的にコラボレーションしています。海外でも人気の高いBE@RBRICKですが、その理由はどこにあると思われますか?
かわいらしいクマのモチーフはもとより、世界中の様々なブランドやアーティスト、イベントなどと多彩なコラボレーションによりデザインが無数に存在するところかと思います。たくさんデザインがあるということは、それだけたくさんの人にリーチするということですから。自分が展覧会などの関係の仕事をしていることもありますので、BE@RBRICKを通して、アートや文化などの認知がさらに広まることを期待しています。
BE@RBRICK Van Gogh "Country Road in Provence by Night" 100% & 400%
サイズ|各全高約70mm / 280mm
発売日|2021年9月発売予定
価格|価格未定
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは異なる場合がございます。  
©️ Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlands
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問い合わせ先

メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555

                      
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