コール・アンド・サン|Cole & Son イギリスの老舗壁紙ブランド
コール・アンド・サン|Cole & Son
1873年創業、イギリスの老舗壁紙ブランド
イギリスの「Cole & Son(コール・アンド・サン)」は、1873年の創業当時からほとんど変わらぬ製造技術で、最高級の壁紙を製造しつづけている老舗ブランド。日本ではまだあまり馴染みのないコレクションを、OPENERSが厳選してご紹介。
Texts by OPENERS
英国住宅事情
DIYの盛んなイギリスでは、自宅の壁に自由にペンキを塗ったり、好きな壁紙を自分で貼ったりするのはごくごく一般的。イギリス人の自宅のインテリアデザインにかける情熱は、日本人のファッションへのそれと同類かもしれない。自分の家こそ、個性を発揮する場。いつもボロボロの服を着ているひとだって、自宅に招かれてみるとびっくりするくらいセンスのいい部屋に住んでいたりする。そしてその部屋を見わたすだけで、そのひとのキャラクターや、それまで歩んできた人生が垣間見えるかのよう。そんな内面を重んじる姿勢、日々の生活の拠点である「家」を大切にする文化は、見習いたいといつも思うところ。
伝統と革新のデザイン
そんなイギリスで生まれたCole & Sonの壁紙は、100年以上にわたってイギリス人のインテリアへの欲求を満たしてきただけあって、ほかでは見たことのない個性溢れるデザインが揃う。その完成度の高さはまさにアート。
また伝統に裏打ちされた技術とその品質は確かなもので、イギリス王室御用達としてバッキンガム宮殿などの装飾にも使用されているという。同社は4000種以上もの木彫りの版を所有し、創業当時から変わらぬ製造技術を維持しつつも、新しいインクや金属版を積極的に採用するなどして、魅力的なコンテンポラリーデザインをつぎつぎと生み出している。
伝統と革新のデザイン
インテリアのアクセントに
日本の諸々の住宅事情では実際に部屋一面に貼るのはなかなか難しいかもしれないが、たとえばどこか壁の一部にだけ貼ったり、それも難しければ額に入れて飾ったり、工夫次第で自由に楽しめるはず。日本では新宿のリビングデザインセンターオゾン内のテシードで取り扱っているので、ぜひ一度ショールームに足を運んでみてはいかがだろう。実際に手にとってみれば、いろいろとコーディネートのアイデアが膨らみそう。
伝統と革新のデザイン
テシード
ショールーム
東京都新宿区西新宿3−7−1新宿パークタワー内
リビングデザインセンターOZONE 6F
Tel. 03-5326-9051
www.tecido.co.jp
Cole & Son (英語)
http://www.cole-and-son.com/