2013 ミラノサローネ 最新リポート|BOTTEGA VENETA
DESIGN / FEATURES
2015年4月17日

2013 ミラノサローネ 最新リポート|BOTTEGA VENETA

BOTTEGA VENETA|ボッテガ・ヴェネタ

特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013

ボックスコレクション「スカイズ・アンド・ビヨンド」

ボッテガ・ヴェネタは、アーティストのナンシー・ロレンツとのコラボレーションによるボックスコレクション「スカイズ・アンド・ビヨンド(Skies and Beyond)」をミラノサローネで発表。それを記念して、ミラノサローネ開幕の日である4月9日にミラノ・モンテナポレオーネの店舗にてプライベートカクテルを開催した。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

第3弾のコラボレーションとなる精巧なボックスのコレクションが初披露

今回発表されたレザーとスウェードの優美なボックスコレクション「スカイズ・アンド・ビヨンド(Skies and Beyond)」は、2002年の「ボタニカル」コレクション、2003年の「ルナ・ランドスケープス」コレクションにつづく、ナンシー・ロレンツとのコラボレーション第3弾。一つひとつにシリアルナンバーが入ったこのボックスは、ミラノサローネ国際家具見本市の期間中、ボッテガ・ヴェネタのブティックで展示された。

クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーは「これまで長く、ナンシー・ロレンツの作品を見つづけてきましたが、彼女とまた手を組み、長らく待たれていたコレクションの第3弾を発表する時が来たと感じました。ロレンツの洗練された技術や質感の豊かな作品、芸術的な感性は本当にすばらしいと思います。今回のユニークなプロジェクトを通じて、ロレンツとまた一緒に仕事ができたことを大変うれしく思います」と語っている。

ボッテガ・ヴェネタ|スカイズ・アンド・ビヨンド 02

ボッテガ・ヴェネタ|スカイズ・アンド・ビヨンド 04

ナンシー・ロレンツは、戦後の抽象美術に対する深い造詣と、アジアの伝統芸術が培ってきた手仕事と素材の妙に対する敬意に裏打ちされた作品を制作する技巧に優れたアーティスト。ロレンツは5年ほど東京で暮らしたことがあり真珠貝の螺鈿(らでん)や漆、金箔といった高級素材を用いて絵を描くという発想を日本から吸収した。

ロレンツはミシガン大学およびタイラー・スクール・オブ・アートを卒業後、1998年に栄えあるジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団の奨励金を獲得。また2008年からは隔年でアイルランドのキル・レリッグ・アーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加している。彼女の作品は公共機関および個人のコレクションに多数収蔵されており、個展も世界各地で開催。ロレンツは現在、ニューヨークに居を構え、アーティストとして活動をつづけている。

ボッテガ・ヴェネタ|スカイズ・アンド・ビヨンド 08

ボッテガ・ヴェネタ|スカイズ・アンド・ビヨンド 11

それぞれが一つのアート作品であると同時に、手紙や写真、ジュエリーを収納する機能的なアイテムでもある「スカイズ・アンド・ビヨンド」のボックスの大きさは横28×縦20×高さ10.5cmで、木製の箱にレザーまたはスウェードが丁寧に張られ、ボックスシルバーやホワイトゴールド、黒くいぶしたシルバー、パラジウム、銀箔やムーンゴールドの金箔なども使われて、光り輝く神秘的な美しさ放ちながら、魅力的な手触りの作品に仕上がっている。

「スカイズ・アンド・ビヨンド」は ボッテガ・ヴェネタのパーソナルショッパーを通じて電話で購入することができる。

Skies and Beyond特設サイト

http://skiesandbeyond.bottegaveneta.com/

ボッテガ・ヴェネタ ジャパン

0570-000-677

www.bottegaveneta.com

           
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