RICOH|鶴田真由(女優)×リコーGXR+A12
鶴田真由(女優)×リコーGXR+A12
「Tokyo Nature」
プロ顔負けの作品を多くのメディアで発表するなど、写真通として知られる女優の鶴田真由さん。今回はGXRでとらえた東京と地方の自然を対比させることで、独特の世界観を描き出した。
写真=鶴田真由吉澤健太(ポートレート)文=三宅和歌子
普遍的なものを写真に収めたい、そんな気持ちに応えてくれるカメラ
今回、鶴田真由さんが使用したカメラはGXR。これはすでに自分でも持っているカメラだったという。GRはデジタルが発売されたときに即購入。以来、GRとGXRを使い分けながら写真を撮ってきた。
「写真を撮るときはこれを狙おうと意気込むというより、心が反応した瞬間にシャッターを押している感じですね。たぶん、それは普遍的なものに反応しているのだと思います。だから、それらを集めると何かしらのメッセージが浮き上がってくるんじゃないかな。ただそれを自分でも言葉で説明できるわけではないので、見るひとによって捉え方は変わってくると思います」
今回の写真も東京の風景と地方の自然を交互に見せるという、並べ方に編集をくわえてみた。それにより、見るひとに何かしらのメッセージを発信できるのではないかと考えたという。
「東京の風景だけあたらしく撮り下ろしました。マザーツリーである東京タワーや、観覧車は花のイメージ。お台場はバーチャルなものがたくさんつまっているオアシスというように、人工的な自然を東京で見つけた感じでしょうか。ひとはたくさんいるのにどことなくポツンとした、東京のカランとしたさみしさは写真に収めることができたかな、と思います」
地方の自然はこれまでGXRで撮りためてきたもの。ロケに行ったときやプライベートな旅行で撮ったものを、東京の自然と構図が似ているなどリンクするものを選び、ともに並べてみた。するとご覧のとおり。人工的な自然と生の自然が重なりあいおもしろい演出になった。
今や多くのメディアで写真を発表している鶴田さんだが、昔から写真を撮ることは好きだったという。
「学生のころからみんなで遊びに行ったときなどに写真を撮っていましたね。友達の結婚式でアルバムを作ったこともあります。でも、そういった記録だけでなく表現するようになったのはここ10年くらい。ひんぱんに旅に出るようになってからでしょうか」
ドキュメンタリー番組などでよく旅に出るようになった約10年前。GRとの出会いもそのころだったという。
「コンパクトできれいに撮れるし、ポケットに入れたり身体に掛けていても負担にならないのがよかった。その後、GXRが出てズームができるようになったのでより便利になった気がします」
写真を表現として捉えるようになった時期とGRを使いはじめたのが同時期という偶然。
「ごく自然に心に残るものやメッセージを写真で表現できればいいな、と思うようになりました。それは今でも変わらないですね。GRもそうですが、GXRもそういう気持ちにもきちんと応えてくれるカメラだと思います。
鶴田真由|TSURUTA Mayu
神奈川県鎌倉市生まれ。成城大学文芸学部卒業。1988年TVドラマ『あぶない少II』で女優デビュー。1995年ACC全日本CMフェスティバルタレント賞受賞。1996年日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞。2008年第4回アフリカ開発会議(TICAD)親善大使に任命。映画、ドラマ、舞台、CMとジャンルをとわず活躍する女優。主な出演作品は映画『半落ち』(04年)、『恋する彼女、西へ。』(08年)、『沈まぬ太陽』(09年)、『GOEMON』(09年)など。
ユニット交換式のデジタルカメラ。ユニットには焦点距離の異なるレンズと、それぞれに最適化したタイプ、サイズの撮像素子、画像エンジンを搭載。これを交換することで、レンズのみの交換よりも多彩なシーンに対応できる。人の眼に近い画角の50mm短焦点レンズ「GR LENS A12 50mm」をはじめ、「RICOH LENS S10 24-72mm」、「RICOH LENS P10 28-300mm」、「GR LENS A12 28mm」のカメラユニットがある。オープン価格。
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