あたたかみあるアナログなコラボ──トイカメラ「DIANA F+」
Design
2015年3月12日

あたたかみあるアナログなコラボ──トイカメラ「DIANA F+」

あたたかみあるアナログなコラボ──

トイカメラ「DIANA F+」×TVアニメ「スケアクロウマン」

インテリア&デザインにまつわる旬なプロダクトを厳選──
こんかいはチープでありながらも、アート性高い写真を撮影することができるトイカメラ「DIANA」と、TVアニメ「スケアクロウマン THE ANIMATION」のコラボレーションモデルを紹介します。

文=オウプナーズPhoto by Jamandfix

「トイカメラ」という言葉をご存知だろうか?

オーストリアに拠点をおく「lomography(ロモグラフィー)」というメーカーが復刻している、その名のごとく「玩具」ライクなカメラなのだが、デジタルカメラでは表現できない「色身」や「遊び心」が、アートに感度が高い若者を中心に、10年ほど前よりヒットを継続。現在では南青山に旗艦店を構えるほどの人気製品となっている。

現像された写真をみると、さながらフォトショップなどで手を加えたような、味わい深い一枚に仕上がるのだ。

そんなトイカメラのなかでも、1960年代に登場し、同社から復刻され人気を博している「DIANA」シリーズと、現在数多くのキャラクターイラストを手がけているクリエイト集団「play set products」原作のTVアニメーション『スケアクロウマン』とのコラボレーションがこのたび実現。

あたたかみあるアナログなコラボ──<br>トイカメラ「DIANA F+」×TVアニメ「スケアクロウマン」

「DIANA」で撮影された画像。ポップでありながらも深みある色味が魅力だ

この作品は、カカシの「スケアクロウマン」と玩具たちとの友情や冒険を、「モノを大切にすること、人の役に立つ喜び」をコンセプトとし、CGアニメーションで描いている。

なぜ今回のコラボが実現したのかというと、じつは劇中、第11話「家族写真」にてスケアクロウマンが「DIANA F+」を使用しており、「このカタチを実際の商品として発表できないものか?」という原作者の発案により、製品化されることとなったのだ。

あたたかみあるアナログなコラボ──<br>トイカメラ「DIANA F+」×TVアニメ「スケアクロウマン」

「スケアクロウマン」の一コマ

© play set products / スケアクロウマン製作委員会

本体&パッケージデザインは原作者であるplay set productsがみずからが担当。ボディをすべて黒で統一し、ところどころにスケアクロウマンのアイコンを配置。本体右上に記載されたロゴ部分にいたっては、オールドカメラのロゴ風に「SCARECROWMAN」と記載されている。

意外なことに、lomography製のトイカメラで日本からの別注というのは、これが初なのだという。

「かわいらしく、あたたかみがあって、どこか懐かしさを感じられる」と、共通点の多いこのコラボレーション。モノを大切にするスケアクロウマンの志とともに、日々、外出の友として持ち歩いていただきたい。

あたたかみあるアナログなコラボ──<br>トイカメラ「DIANA F+」×TVアニメ「スケアクロウマン」

フィルム巻き取り部分には、スケアクロウマンのアイコンが

本体右上に配置された、オールドカメラ風のロゴ

レンズ周りも通常とは若干異なるデザインとなっている

あたたかみあるアナログなコラボ──<br>トイカメラ「DIANA F+」×TVアニメ「スケアクロウマン」

SCARECROWMAN×lomography
DIANA F+ トイカメラ

使用フィルム|120mmフィルム
(ネガ、リバーサル(ポジ)、白黒)
本体サイズ|12.5 × 9.5 × 7.6 cm
シャッタースピード|ノーマル、バルブ
撮影枚数|12枚撮 5.2 × 5.2 cm(フレームマスク使用)
16枚撮 4.2 × 4.2 cm(Smallフレームマスク使用)
機能|ピンホール撮影、カラーフラッシュ撮影、エンドレスパノラマ撮影、長時間露光撮影、多重露光、長時間フラッシュ
同根物|DIANA本体、DIANAフラッシュ、アダプター (2種類) 、カラーフィルター、ネックストラップ、レンズキャップ、取扱説明書(日本語含む)、フォトブック(英語版/304P)、「スケアクロウマン SCARECROWMAN THE ANIMATION」紹介カード(英語版)

価格|1万5750円

DIANA F+

           
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