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2021年3月12日
BMWモトラッドのヘリテイジモデル「Rナインティー」に新型モデルが誕生|BMW
BMW R nineT|BMW R ナインティー
ヘリテイジモデル「Rナインティー」に新型モデルが誕生
ビー・エム・ダブリューは、BMWモトラッドのヘリテイジ・セグメントに新型の「Rナインティー」を導入。予約の受付を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
多彩な派生モデルをラインアップ
「Rナインティー」は、伝統的な水平対向2気筒エンジンを搭載したBMWのヘリテイジ・セグメントの主力モデルで、多彩な派生モデルがラインアップされているのが特徴。
派生モデルには、1980年誕生の伝説のモデル「R80G/S」からDNAを受け継いだエンデューロモデルの「アーバンG/S」や、個性的なモーターサイクルのジャンルに敬意をあらわす「スクランブラー」、必要最小限のレベルまで簡素化を図ったロードスターモデルの「ピュア」などが用意された。
技術的な面とビジュアル面で細かなチューニングが施されたボクサーエンジンは、最高出力80kW(109ps)、最大トルクは116Nmを発生。シリンダーヘッドの設計を新しくしたことで、外側の冷却フィンから内側の冷却フィンまでの移行がより調和のとれたものとなったほか、スロットルバルブのパーツとシリンダーヘッドカバーも刷新され、デザインとしても磨きがかけられた。
シリンダーヘッドの内側には、よりクリーンな燃焼とトルクの最適化を実現させるべく、混合気のスワール流を形成するための新たな乱流システムが設けられ、4000~6000rpmを中心に出力とトルクのカーブが大きく進化。先代モデルよりも駆動力が一段と強力となっている。
「Rナインティー」にはダイナミック・ブレーキ・コントロール(DBC)を組み合わせたABSプロも標準装備。バンク角のある路面や厳しい状況下でブレーキングした際の安全性が高められた。また、ストローク依存型のダンパー(WAD)を備えた新しいショックアブソーバーにより、サスペンションの快適性を高めるとともにスプリングプリロードをハンドホイールで容易に調整することも可能となった。
標準トリムには新デザインのダイヤルが備わる円形メーターや、LEDヘッドライト、ホワイトのターンインジケーターライト、さらにUSB電源ソケットとなども標準装備。オプションでは伝統があり、エクスクルーシブな「オプション719」も用意されている。
Rナインティーの価格は「プレミアムライン」が224万円、「ピュア プレミアムスタンダード」と「ピュア プレミアムライン」が190万5000円、「スクランブラー プレミアムスタンダード」が208万2000円、「スクランブラー プレミアムライン」が202万7000円、「アーバンG/Sプレミアムライン」が205万4000円。
デリバリーは「プレミアムライン」と「スクランブラー」が2021年3月下旬から、「ピュア」と「アーバンG/S」は4月が予定されている。
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