Lamborghini GIRO JAPAN 2019リポート|Lamborghini
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2019年8月8日

Lamborghini GIRO JAPAN 2019リポート|Lamborghini

ランボルギーニで楽しむ機会を提供することが重要

ランボルギーニ・ジャパンのフランチェスコ・クレシ社長と話すと、イベントの意義を次のように強調していた。
「確かに、少し前まで、あなたの言うようにランボルギーニはスーパーカーを造るだけだった。しかし、現在はそれだけではダメなのだ。こうしたさまざまなイベントをランボルギーニ自らが開催し、顧客や潜在顧客にランボルギーニで楽しむ機会を提供することが重要な時代になった。また、まだランボルギーニに興味のない人々にもランボルギーニを見てもらって、知ってもらいたい」
そのためには多額の予算が必要になって、とても参加費だけではペイしないのではないだろうか?
「もちろんその通りだ。参加費だけではペイしていない。顧客にランボルギーニで楽しむ機会を提供することや、顧客以外の人々にランボルギーニと触れる機会を設けるためには必要な費用は惜しまない」
それは他の国でも変わらないのか?
「変わらない。本国イタリアだけでなく、ヨーロッパやアメリカ、アジア、中国でそれぞれさまざまなイベントを行っている。今後、さらに充実させていく予定だ」
メルボルンのようなサーキットでのドライビングレッスン、今回の北海道や2年前の四国のようなエクスペリエンツァと呼ばれるツーリング、さらには今年7月にはノルウェーの北極圏を走るアヴェンチュラなどが行われた。
ランボルギーニのこの試みは示唆に富んでいると思う。多彩なイベントを開催するというのは、第一義的にはランボルギー二のブランド認知を高め、購入に結び付けるのが目的だ。しかし、“いかに買ってもらうか?”がこれまでの自動車マーケティングの課題だったとすれば、“買ってもらった顧客にどれだけ満足してもらうか?”という新たなテーマが追加され、それが新局面を切り開くことになる。ひょっとすると、シェアリングとも関連することになるかもしれない。
顧客は自分たちのクルマで走ったが、我々取材陣はスーパーSUV「ウルス」で同行した。さまざまな道路環境の中を500km以上を走ったが、ウルスの動力性能と快適性、コネクティビティなどの能力高さには舌を巻かされっ放しだった。
問い合わせ先

ランボルギーニ
公式サイト
https://www.lamborghini.com/jp-en
公式facebook
https://www.facebook.com/LamborghiniJapan/

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