BMW 1Series M Coupe|ビー・エム・ダブリュー 1シリーズ M クーペ
Car
2015年3月30日

BMW 1Series M Coupe|ビー・エム・ダブリュー 1シリーズ M クーペ

BMW 1Series M Coupe|
ビー・エム・ダブリュー 1シリーズ M クーペ

次第にあかされていく1シリーズ最強モデル

BMWは2011年頭に正式発表が予定される、「1シリーズ M クーペ」のエンジンスペックをあきらかにし、ティーザー写真の公開も進めている。

文=ジラフ

先代を超越した加速

「1シリーズ M クーペ」は、1シリーズの最強バージョンと呼ぶにふさわしいスペックをもち、搭載されるのは3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジン。最高出力は340psを誇り、トランスミッションには6速MTのみが採用されるという。

BMW 1Series M Coupe|ビー・エム・ダブリュー 1シリーズ M クーペ Photo02

BMW 1Series M Coupe|ビー・エム・ダブリュー 1シリーズ M クーペ Photo03

あらたに公開された写真には、初代のM3(E30)と並べられたものがある。ということは、どうやら新型は初代M3を強く意識して開発が進められているようだ。
ちなみに、ブレーキやリアディファレンシャルなどは、現行の「M3」のパーツが流用され、ニュルブルクリンクのラップタイムは、先代のM3(E46)よりも約10秒速いとBMWはコメントしている。

同車は、来年のデトロイトモーターショーで正式発表され、来夏にはデリバリーが開始される予定となっている。

BRAND HISTORY
“キドニーグリル”と丸目四灯ヘッドライトにより、ひと目でそれとわかるフロントマスクが特徴のBMW。日本の輸入車市場においてもつねに高い人気を誇っているが、その名前が何を意味するのか、即座に答えられるひとは意外に少ないのではないだろうか。

Bayerische Motoren Werke(バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ)。直訳すれば「バイエルン地方のエンジン工場」という意味だ。前身だったラップ社は、カール・フリードリッヒ・ラップが1913年にドイツのバイエルンに設立した航空機用エンジンのメーカーで、おなじバイエルンの機体メーカーのオットー社と組んで、ビジネスを成功に導く。1916年にはバイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ有限会社と改称。2年後には株式会社に組織変更するとともに、バイエルンの青い空と白い雲をイメージしたプロペラのロゴマークを登録している。

そのあとも革新的な技術により存在感を高めたBMWだったが、第一次世界大戦の敗戦により、航空機エンジンの製造中止を余儀なくされた。そこでBWMは、もてる技術をモーターサイクルに注ぎ、1923年にはシャフトドライブの「BMW R32」を発表して注目を浴びることに。しかし、それだけでは飽きたらず、オースチンセブンをライセンス生産するディクシー社を買収。これにより自動車ビジネスの足がかりをつかみ、1929年には「BMW3/15 PS」を発売、自動車メーカーとしての歴史をスタートさせている。

ちなみに、BMWと深い関係にあったオットー社は、ガソリンエンジンの理論を確立したニコラウス・アウグスト・オットーの実の息子であるグスタフ・オットーが創立した会社。BMWが内燃機関にこだわるのは、このあたりに理由がありそうだ。

           
Photo Gallery