BMW 1 Series|ビー・エム・ダブリュー 1シリーズ 新型BMW 1シリーズ 日本上陸!
BMW 1 Series|ビー・エム・ダブリュー 1シリーズ
新型BMW 1シリーズ 日本上陸!
プレミアムコンパクト・セグメント唯一のFRモデルとして、2004年に初代がデビューしたBMW 1シリーズ。その2代目となる新型が日本で発表され、受注が開始された。新開発エンジンの搭載により、約25パーセントの燃費改善を果たし、全モデルがエコカー減税対象モデルになったのが最大の特徴だ。
Text by OPENERSPhoto by BMW Japan
50:50の前後重量配分を実現
新型BMW 1シリーズは、先代と同様の後輪駆動レイアウトを採用しつつ、50:50の理想的な前後重量配分を実現。BMWならではの俊敏なハンドリングに磨きをかけるとともに、サスペンション・テクノロジーの最適化により、快適性も高められたという。
エクステリアデザインは、ロングノーズと後方によせられたキャビンという、FRレイアウトならではの特徴的なフォルムを先代から踏襲。ボディサイドにほどこされた、彫りの深いキャラクターラインも先代ゆずりだ。いっぽう新型では、やや前傾した大型キドニーグリルや、その周囲の立体的な面構成、さらにLEDによるアクセントラインがほどこされたヘッドライトが新鮮さを印象づける。テールライトにもL字型に輝くLEDライトが与えられた。
ボディサイズは、先代に比して全長で95mm、全幅で15mm、全高で40mm拡大。同時にホイールベースが30mm延長されたことにより、とくにリアシートの足もとスペースが従来モデルより約20mm拡大し、後席の居住性が改善されたとのこと。
新開発の1.6リッター直噴ターボエンジンに1本化
パワーユニットは、先代が計3種類(1.4リッター & 2リッター直4、3リッター直6と)が用意されていたのに対し、今モデルでは新開発の1.6リッター直4DOHC直噴ターボエンジンに1本化。ツインスクロールターボ、高精度ダイレクトインジェクション、ダブルVANOS、そしてバルブトロニックを組み合わせたBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーの採用により、高性能と低燃費(低排出ガス)を両立させているとのこと。
ちなみに116i用は、最高出力100kW(136ps)/4,400-6,450rpm、最大トルク220Nm(22.4kgm)/1,350-4,300rpmを、120i用は最高出力125kW(170ps)/4,800-6,450rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500-4,500rpmを発生する。低回転から広い回転域で最大トルクを発生するのも、この新型エンジンの特徴だ。
トランスミッションには、クラス初となる8段オートマチックを採用。エンジン・オートスタート/ストップ機能やブレーキエネルギー回生システム、電動パワーステアリングなどの採用により、たとえば116iでは最高出力を11パーセント、最大トルクを38パーセント向上させながら、燃費を24パーセント改善している。
全モデルがエコカー減税対象に
また、スイッチでひとつドライビングモードを変更できるドライビングパフォーマンスコントロールに、あらたにECO PRO(エコ・プロ)モードを設定。このモードをセレクトすると、エンジンレスポンスやシフトタイミングが省燃費指向にセッティングされるほか、エアコンなどの作動を効率的に制御。また、燃費向上に効く運転操作や、それによりもたらされる航続距離の延長についてのインフォメーションをディスプレイに表示することで、ドライビングを楽しみながらさらなる燃費向上を実現するとしている。
こうした数かずの新技術の採用により、全モデルで「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成、エコカー減税対象モデルの認定を受けた。
新型1シリーズでは、ノーマルモデルにくわえ、専用のエクステリア/インテリア・パーツや特別な装備品を採用することでデザインの差別化を図った「デザインライン」を新設定。よりスポーティさを強調した「Sport(スポーツ)」と、よりデザイン性を重視した「Style(スタイル)」の2タイプからセレクトできる。
価格は、116iの308万円から120i Sport、同Styleの387万円までとなっている。