BEAUTY / THE EXPERTS
2015年5月11日

連載・藤原美智子 2014年9月|ヤル気が出る、MIYAVIの歌とパフォーマンス

「結果がでるような進化をするために、何事も真摯に取り組むぞ!」と決意

MIYAVIの歌とパフォーマンスでヤル気を盛り上げて、進化しよう!

「へぇー、こういうひとがいたんだねー。知らなかった!」と、ラジオから流れてくる曲を聴いて、思わずクルマを運転していた夫と顔を見合わせたミュージシャンがいる。すぐにipadでチェックしてみると曲名は「Real?」、名前は「雅-MIYAVI-」というひとだった。

※10月11日(土)講演会情報は下記参照

Photographs&Text by FUJIWARA Michiko

一言でいえば「カッコイイ!」に尽きる

ウィキペディアには「エレクトリックギターをピックを使わずに指で弾く独自の“スラップ奏法”で世界から注目を熱め、これまで30カ国以上で4度のワールドツアーを成功させている。その実績から“サムライギタリスト”の異名をもつ」と書かれている。

このように彼はギタリストとしての評価が高いようだが、そのときに私が驚いたのは歌そのもの。独特の魅力のある声と歌い方そのものが格好良かったのだ。歌詞が英語のせいなのかわからないが、全然、日本人っぽくないのだ。突き抜けているけれど余裕感もあって、外人ミュージシャンのようなグルーヴ感があるといえばいいのか……。うーん、なんと表現したらいいのかわからない~。まっ、一言でいえば「カッコイイ!」に尽きるのだけれど。

彼の歌を聴くとヤル気がモリモリ起きる!

そしてPVを見て、さらにビックリ! 歌だけでなくMIYAVIの歌っているときの姿形、日本人離れしているパフォーマンスのなんと格好良いこと! 振り付けということではなく、内面のパッションから突き動かされている。

というノリで目が離せなくなるようなパフォーマンスっぷりなのだ。このように感じているのは私だけではないようで(スミマセン、世界中にファンがいるひとなのに)、先日、撮影中に「MIYAVIって知ってる?」とスタイリストとカメラマンに聞いたところ、「知ってる、知ってる!カッコイイよねー」と即答したのだから。それからは3人で「彼の歌を聴くとテンションが上がるよねー」とか「僕もあれぐらいギターができて、歌が歌えたらなー」などと、YouTubeで彼の動画を観ながらしばしのあいだ、撮影そっちのけで(!)ひとしきりMIYAVI論で盛り上がってしまった。それにしても大人の男女ともに、ここまで受ける日本のミュージシャンというのも珍しいかも。

もちろん、この現象は外人もおなじようで、ワールドツアーのドキュメンタリーDVDを観ると、各国の女の子も男の子も陶酔した顔つきでステージ上の彼を見ながらキャーキャー騒いでいる。そして、なんと日本語の歌詞のサビの部分は皆で日本語で大合唱しているではないか。彼は「国も国民性も文化の違いも乗り越えて、音楽で一つにするのが僕の役目だと思う」というような発言をしているが、まさにそれは有言実行されているということ。私はというと、彼の歌を聴くと(そして動画を見ると)「よーし!」というヤル気がモリモリ起きる。「歌が良いよね」だけでは終わらないのがMIYAVIのミュージシャンとしての特性なのかもしれない。にわかファンの私からすると、彼はギタリストとかミュージシャンとかの枠を超えて、アーティストというジャンルに入るひとのように思うのだが、どうだろう。

じつは一番感心したのは彼の英語力

ところで彼は若いころ、ヴィジュアルバンドでボーカルをしていたのだが(このころも、外国でも受けていた様子)、YouTubeでそのころのミュージックビデオを見ると、容姿はもちろんのこと、歌もギターもパフォーマンスも今とはレベルが全然違う。つまり、それからの進化が半端ないということ。もちろん20代というのは大抵のひとが、考え方も容姿もドンドン変化していく年代ではあるのだが、このひとの場合はこのころから世界を目指していたようなので、成長の度合いが凄いのだろう。その「世界を目指す」という目標を貫き通して今、達成しつつあるのだから本当に偉いなー、と感心してしまう。

些細なことだが、ワールドツアーのドキュメントDVDを見ると、控え室の床に必ずヨガマットが敷かれているのだが、たぶんステージに上がる前にストレッチをしているのだろう。「だから、あんなに動きがしなやかなのね」と、いたく納得。そんな真面目な姿勢にも感心している私である。

そしてじつは一番感心したのは英語力のこと。件のラジオで「8年前までは全然、英語は話せなかったんですよ」と話していたのだが、「えー、ウッソー!」とツッコミを入れたくなるぐらいに今は流暢な英語を話しているのだ。なんでも24、5歳のころにロサンゼルスに3カ月間行ったらしいのだが、それだけでここまで話せるはずもなく、それからも目標に近づくためにズーッと真摯に勉強した結果なのだろう。ハワイ出身の妻とは英語で会話するらしく、それも上達の大きな要因となっていると思うのだが。

海外ではX'masのころに、アンジェリーナ・ジョリーが監督した映画に役者として出演した『Unbroken』が公開されるという。ますます目が離せないMIYAVIである。

……と、今回はまるで彼のプロモーションのような感じになってしまった。でも、この連載では私が刺激を受けたり実行したりしていることを取り上げているのだが、その路線からは外れていないだろう。何しろ、彼の歌に刺激を受けて「結果がでるような進化をするために、何事も真摯に取り組むぞ!」と決意したのだから。この決意を忘れないためにもMIYAVIには、さらに進化をしつづけてもらって、いつまでも皆に刺激を与える存在でいて欲しいと思う。(などと人頼みにしているところが、そもそもダメか!?)

10月11日(土)に講演会を開催します!

今年5月に刊行した『大人の女は、こうして輝く』(KKベストセラーズ)をもとに「輝いて生きよう!」と題して、10月11日(土)に講演会をします。輝いているためには“幸福感”を積み重ねることが大事というのが自論なのですが、そのための身体や食、運動、生活習慣などの具体的な方法や、気持ちの持ち方や考え方などについてレクチャーしたいと思っています。受講していただけるとうれしいです!!

10月11日(土)15:30~17:00 テーマ「輝いて生きよう-大人のキレイはこうしてつくる」藤原美智子

問い合わせ|朝日カルチャーセンター横浜
Tel. 045-453-1122
問い合わせ時間|9:30~19:00(日曜祝日休業)

           
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