連載・藤原美智子2016年5月|呼吸法でシェイプ
連載・藤原美智子2016年5月|呼吸法でシェイプ
ウディヤナ・バンダでビキニを着られるウエストに!
自己流ですが、ヨガを5年ぐらい続けています。呼吸が大事ということは頭ではわかっていたのですが、最近になって、やっぱり重要なのだとやっと理解できました。きっかけは、番場一雄先生のDVD『健康になるヨーガ』(2002年 NHK)でした。
Photographs & Text by FUJIWARA Michiko
私は呼吸が浅かった
いえいえ、その前に。2、3ヶ月前からヨガの瞑想法を習いに行っていて、呼吸法も教えていただいたのですが、その時に「自分はなんて浅い呼吸をしていたんだろう!」ということに初めて気がついたんです。
ウディヤナ・バンダという呼吸法を教わる時に、「息を一気に吐いて」と先生に言われても、ハーッと声は出てもどうやら息はあまり吐けていない様子。「胃を横隔膜(私は“肋骨”というようにイメージしています)の内側に入れ上げるようにして」と言われても、なかなか胃を凹められないし上げられない。つまり、私は自分が思っている以上に呼吸が浅く、腹筋が弱かったみたい。
ウディヤナ・バンダでウエストがマイナス6センチ!
ウディヤナ・バンダの効果は横隔膜を引き上げて、エネルギーを全身に流すことができるようになること。また交感神経を正常な状態に戻す働きも担っています。そしてウディヤナ・バンダの位置は胃腸のあたりなので当然、内臓の機能が活発になるし、この部分が強いと瞑想をする時に安定した姿勢が取れるようになります。
さらに嬉しいのはお腹が凹んで引き締まってくること! 実はこの呼吸法をしていたらウェストが6センチ減りました。そして腹筋が強くなってきたせいか姿勢も良くなってきたし、ヨガのポーズもとりやすくなってきたという良いことずくめ!
このやり方はネットで検索するとたくさん出てくるのですが、簡単に説明すると、
①足を肩よりも広く開いて立って、息を吸う。
②息を吐きながら、軽く曲げた膝に手を添えて一気にハーッと吐く。
③吐ききったら息を止めて、胃を肋骨内の上のほうに入れ上げる(つもりで)。
④5秒ぐらいキープ。
⑤上体を起こしながら息を吸う。
という感じです。
最初は戸惑うかもしれませんが、そんなに難しくはないので数回やるとコツをつかめると思います。
番場先生の号令と共にポーズをしていたら
ところで写真のDVDの内容は、初心者でも実践できる伝統的なヨガの体位法や呼吸法を番場一雄先生が指導されているもの。簡単なポーズばかりなのですが、効果は絶大。DVDを観ながら番場先生の「深ーく、ひといーき」という掛け声に合わせてポーズを取っているうちに、以前よりも深く呼吸ができるようになってきたんです。というか、どれだけ深く呼吸したらいいのかわかってきたという感じでしょうか。
それに深い呼吸をしながらポーズを取っていると、さっきまで「イタタ〜」という状態だったのがいつの間にか楽にできている……!「エッ?呼吸を意識しながらやると、こんなにも体って変わるの?!」と拍子抜けするほど。5年もヨガを練習していたのに、どうしてこんな基本的なことに気がつかなかったんだろうという後悔と共に、いろいろなヨガの本に呼吸が大事と書かれていることがようやく納得できたという次第です。
今は「夏までにはビキニを着られるウエストになれるかも〜」と期待をしながら呼吸法とヨガに励んでいます。何でも目標があったほうが、ヤル気がでるし持続もするというものですから。
※ウディヤナ・バンダは食後や生理中、妊娠中の方は控えてください。