連載・藤原美智子2016年1月|今年の目標は1ヵ月にひとつ、極める
BEAUTY / THE EXPERTS
2016年1月26日

連載・藤原美智子2016年1月|今年の目標は1ヵ月にひとつ、極める

連載・藤原美智子2016年1月|体中のコリをほぐすこと

「今年の目標は1ヵ月にひとつ、極める」

みなさん、今年の目標は決められましたか。私の目標は「1ヵ月にひとつ、極める」。もちろん極めるためには長い年月がかかるものですが、そんな気合いで1ヵ月にひとつずつ何かに取り組むということです。

Photographs&Text by FUJIWARA Michiko

今月の「極める」は体中のコリをほぐすこと

今月の「極める」は「ほぐす」。足の裏からふくらはぎ、膝の裏、太もも周り、臀部、腰、二の腕や首、肩の付け、肩甲骨、側頭部、顔……、つまり足の先から頭まで体中の凝っている部分をほぐすということです。使う道具は、まずは2013年8月の連載で紹介したテニスボールとバランスボールとストレッチポール。

ストレッチポールとバランスボールで、ほぐす

連載・藤原美智子Processed with Rookie Cam

まずは、ストレッチポールで背中全体をほぐす(画像下段右)。これは2013年8月の連載に書いた方法です。それに今プラスしているのは、床に置いたストレッチポールに太ももの前側や外側を当てながら自分で上下に動いてコロコロしてほぐすこと(画像下段左、中央)。そして立って、太ももの内側にストレッチポールをはさんで左右に振ってほぐすこと。太もも周りは硬くなっている人が多いと思うのですが、その痛さにビックリするかも!でも続けているうちに筋肉のこりがほぐれてきて、痛みが気持ち良さに変わっていきますのでご安心を。

さてバランスボールですが(画像上段左、緑色のボール)、以前はメインの道具でしたが、今の私にとっては柔らか過ぎるので時々、恥骨周りをほぐす道具として使っています。この方法は床でも椅子の上でもいいのですが、座面に垂直になるように骨盤を立てて(床の場合は足を投げだして)、恥骨の真下にボールを当てながら30秒ほど座るというもの。簡単ですが、この部分が固いと骨盤や太ももも緩んでいかないので大事なストレッチだと思います。

さらにテニスボールで体も顔も!

そして今一番、「ほぐす」ために活躍しているのがテニスボール。テニスボールは小さくて固いので体に当てると痛すぎて、以前は足の裏でコロコロする(画像上・上段中央)のがやっとでした。それが今では以前よりも筋肉が柔らかくなったのか、全身に使えるようになりました。やり方はまずは臀部ほぐし。壁際に斜めに立って、片側の臀部にボールを当てながら膝で円の字を書くようにクルクルと回します。

次は壁に並行に立って、顔と壁の間にボールをあてます。そして膝を小さく曲げ伸ばししながら、こめかみから顎の辺りまでを上下にボールをコロコロ。これは顎関節症や歯の食いしばりがある人に効果的。ただし顔の内側に当てると皮膚を痛めるので、髪の生え際あたりでコロコロしてください。他にも首すじや肩、肩甲骨、腕の付け根、腰のあたりにボールが当たるように体の角度を工夫しながらコロコロしてほぐしています。
膝裏も運動している人には負荷がかかる部分。ここは床に座って脚を投げだしてコロコロします(画像上・上段右)。

テニスボールはとても効果があるのですが、その分、やりすぎると筋を痛めて大変なことに。1ヵ所につき10秒以上しないこと、ゴリゴリと強く当てすぎないことに注意してください。

連載・藤原美智子Processed with Rookie Cam

「NEWA」でグンと効果がアップ

連載・藤原美智子Processed with Rookie Cam

こうしてフェイスライン辺りまではテニスボールを使えるのですが、顔の内側のコリはお風呂に入りながら指でほぐしていました。でも最近、強力な助っ人が加わりました。それは「NEWA」という家庭用美顔器。サブマイクロ波により深部まで温めて肌をキュッと引き締めるというものですが、これをすると即効に顔がキュッと引き締まって肌がモチモチするだけでなく、その後にするマッサージもより効果がアップ。それにしても最近のこうした機器の進化って凄いんですね。使わない手はない!と改めて感じた商品です。

さて、このような感じで今月は「ほぐす」に熱中しているのですが、ほぐすとその後にするストレッチやヨガがスムーズにできるし、贅肉も取れやすくなるし、顔の歪みが軽減するし、顔も引きあがってたるみにも効くし。そう、つまり「ほぐす」ことは美と健康の基本のキになるんです。だからこそ、まずは体中のコリをほぐすことに専念してみよう!と思い立ったというわけです。でも大人の場合、体は日々固まっていくものなので「ほぐす」は1ヵ月限定ではなく、継続して行ったほうが良いのかもしれませんけれどね。

           
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