連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!
BEAUTY / THE EXPERTS
2015年12月25日

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!

「インスタグラムで紹介したベストコスメを振り返って、改めて思うこと」

年末になると各雑誌から下半期、あるいは年間を通して人気のあった化粧品、「ベストコスメ」の発表がありますが、それを見ると今年の傾向というものを改めて把握することができます。ということで、私も自分のインスタグラム(@michiko.life)で紹介したメイク商品を振り返ってみることにしました。

Photographs&Text by FUJIWARA Michiko

新商品も、私の定番の愛用品もリストアップした「マイベスト・コスメ」

とは言え、私が取り上げているのは新商品だけではなく、自分が長く愛用しているものも紹介していますので、「マイベスト・コスメ」ということになるでしょうか。

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01「RMK クレヨン&パウダーアイズ04」
これは私が長年、公私共に愛用している太いアイラインペンシル。でも、使用しているのは下まぶたの睫毛際のみ。これでサッと引くだけで大人にぴったりな自然な目力が出るので便利で手放せません。

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01赤リップは今年流行りましたが、マイブームは20年ぶり(!)。
「キャンメイク ユアリップオンリーグロス03」
そのマイブームの火付け役となったのがこれ。これは赤く染まるタイプのグロスで落ちにくいので、私のように「口紅を食べてしまって、すぐになくなってしまう!」という人にもピッタリ。さらに落ちにくいのに透明感も潤い感もあるという優れもの。これに出会ったことで、赤リップを復活できたというわけです。

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01「アクアアクア オーガニックスイーツリップ02」
これはリップクリーム感覚で塗れて、ナチュラルな印象になる赤い口紅。赤リップ初心者にも打ってつけ。
「ナーズ オーデイシャスリップスティック Annabella」
「ナーズ リップライナー Mirihi Island Beach」

リップライナーでオーバー気味にラインを描いた後、口紅を塗ってからティッシュで色を抑えてハーフマットに仕上げると、おしゃれな印象に。

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01私の口紅の定番カラーはベージュリップですが、今年の新色で気に入ったのは、この4本。
「ディオール アディクト リップスティック553」
シアーでグロスのような口紅ですが、落ちにくく唇がふっくらとした印象に。
「ポール&ジョー リップスティックケースCS025」
明るいベージュピンク色で優しい印象に。
「MIMC ミネラルルージュ18」
天然成分のベージュピンク色。唇が荒れやすいという人にも。
「シャネル ルージュアリュール グロスクリック22」
発色の良さとツヤ感で綺麗な唇に。口紅のようなグロス。

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01今年、チークはメイクの主役級になりましたが、大人の女性にこそ活用して欲しいアイテムです。
「ルナソル カラーリングクリーミーチークス01」
自然な血色のような頬になるクリームチーク。
「エクスボーテ エクスアーティストスリースターズチーク ブレンドピンク」
付属のチップでグルリと1周してつけると、簡単に「大人可愛い」頬に。
「クレドボーボーテ ブラッシュデュオ プードル101」
発色の良いローズ色で、華やかな大人の頬の印象に。

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01私的に愛用しているマスカラは、お湯で簡単に落とせるタイプのもの。今年のお気に入りは、この2品でした。
「ランコム グランディオーズ」
ボリューム感が抜群。
「ヴィセ リシェラッシュボリュームマニア」
ツヤ感とフサフサ感のある睫毛に。

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01今年は自然な太眉が流行りましたが、これはそんな眉に簡単に仕上げられるユニークな棒状チップの粉末状のアイブロウパウダー。
「エテュセ チップオン アイブロウ」

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01下半期もエフォートレスなファッションが流行りましたが、それはメイクも同じ。秋冬ファッションに似合う、シアーな質感と色のエフォートレス・メイクセットをコーディネイトしてみました。
「ランコム イプノパレットd011」
「ディール アディクト リップスティック553」
「MIMC ミネラルクリーミーチーク07」

連載・藤原美智子2015年12月|今年のマイベスト・コスメ総ざらい!01私は手を使う職業柄、ノーネイルか淡いヌーディッシュなベージュピンク色しか塗らないのですが、その分(?)ペディキュアには濃い色を愛用。今年、選んだのは、この3本。
「シャネル ヴェルニ18」
レッド・ボルドー色の深みのある色。
「ランコム ヴェルニ インラブ383」
発色の良いパープル・ブラウン。
「THREE ネイルポリッシュ29」
モードなブラウン・グレー。

定番と流行を取り入れることで、女性の魅力は進化する

今回、こうして書き並べて今さらながら感じたのは、自分らしさを生かしてくれる定番ものも大事だけれど、時代の空気を表してくれる流行りものというものも重要であるということです。例えば、メイク商品は今では色よりも質感が主役であり、色は質感によって完成するという時代ですが、色だけが重視されていた10年前の商品を使ったとしたら、同じテクニックでメイクしたとしても古臭い印象になってしまうことでしょう。
私には昔から「自分らしさに、少しの流行りを加えることで女性の魅力は完成する」という持論があります。そして、その割合は若い時は流行が。大人になっていくほど自分らしさに比重があるほうが無理なく魅力を作れると思っています。そして、その時々の自分に合った、その人それぞれのベストなコスメを選べる感受性を失わなければ、女性の魅力は進化していく……。

そのような持論を改めて思い起こすことができた、「マイベスト・コスメ」の総ざらいとなりました。やはり時には振り返ることも必要なのかもしれませんね。

           
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