連載・藤原美智子 2011年12月|超私的、2011コスメ大賞!
2011年12月|今年、私が求めたのは、“元気で生き生き”
「超私的、コスメ大賞!」
大きな災害と困難に見舞われてしまった2011年も、あとわずか。なんだか、バタバタしているあいだに月日が過ぎていってしまったような気がします。皆さんにとっては、どのような一年だったでしょうか。
さて、今年の締めくくりとして、去年に引きつづき「超私的・コスメグランプリ」を発表したいと思います!
Photo&Text by FUJIWARA Michiko
今年、自分がどんな美を求めていたかがよくわかる!
普通、こうしたグランプリはその年に発売された商品が対象となるのですが、今年のこのコラムは発売年とは関係なく、“私が今年出合った、自分の肌やメイクに欠かせなかった化粧品たち”がテーマ。ゆえに、“超私的”がついたというわけです。
それにしても、こうしてリストに挙げてみると、今年、自分がどんな美を求めていたかがよくわかりました。それは“元気で生き生き”というもの。大変な年だったからこそ“元気で生き生きと見える”という印象に惹かれたのだと思います。
それに必要な、肌にハリとツヤをつくってくれるスキンケア化粧品やフェイスパウダー。肌の色ムラを自然に完璧にカバーしてくれるだけでなく、しっとりとした質感に仕上がるコンシーラー。生き生きとした目もとに欠かせないリキッドアイライナー。元気な印象に仕上がるチーク。こうした“元気で生き生き”な印象になるための肌や頬、瞳づくりに欠かせない化粧品たちが、私の今年のコスメグランプリに輝いたというわけです。
栄えある(!?)グランプリを受賞した商品は──♪
「ランコム」ヴィジョネア セラム
“これ以前、これ以降”というぐらいに私の肌が画期的に変わったと断言できる美容液。はじめて使った日の翌朝、自分の肌が瑞々しくとっても元気な印象になっていて、「えー、ウッソー」と何度も鏡で確認したほど。それ以来、手放せない一品となりました。また、ヴィジョネアにはこの美容液のほかに化粧水と乳液もあるのですが、私のお薦めは素直に(?)ライン使いすること。ある日、この化粧水が切れたときにほかのもので済ませていたら効果にちがいが……。十二分に効果を出すためにもライン使いがお薦めです!
「24h cosme」24h コンシーラUV
若いころに日焼けしてできた私の肌の色ムラを“そんなの全然、ありませんよ~”と、涼しい顔をしてなかったことにしてくれるコンシーラー。でも、そのカバー力は決して厚ぼったくなく、しっとりとした美肌に仕上がるところがすごい! また、コンシーラーで綺麗にカバーするためには色ムラやシミの色よりもすこーしだけ明るい色を選ぶのがコツだけど、この2色セットの右側の色が私にピッタリだったこともポイントが高い理由かな。もちろん1色づかいだけでなく2色をミックスすると、いろいろな肌色に合いますよ。
「リサージ ボーテ」艶デュアルフェイスカラー WT
これは自分用だけでなく撮影用としても欠かせない一品となった、ルーセントとグロスのフェイスカラーがセットになっている商品。ルーセントというのは、いわゆるハイライトパウダーのこと。これを目の下のハイライトゾーンにのせると瞬時でフワッと明るい美肌の印象になります。取材などで顔写真を撮られるときには、さらに鼻の脇を念入りにしたり鼻全体にものせたりするのですが、こうすると毛穴がきれいにカバーできるし、グンと明るくスペシャル感のある印象になるの。グロスはツヤ(グロスのような、しっとりとしたツヤ感が優秀)パウダーのことで、これを目尻側とチークの上側や鼻筋側のアウトライン上にのせると、顔にツヤの立体感が生まれるし、生き生き感と若々しさ、それに幸せ感もでるんですよ! もちろん、目尻のシワのカモフラージュにも。
「コフレドール」スマイルアップチークス03
“元気で生き生き”メイクのポイントはチーク。そのためには自然な血色に見える色を選ぶこと、チークを頬の内側に広めにのせること。そして質感がツヤツヤとしたものを選ぶこと。このチークはしっとりとしたツヤ感で、自然でキュートなツヤツヤ頬になんですよ。使い方は、まず内側の濃い色をグルグルと円を描くようにブラシに取って、内蓋でトントンと軽くはらってから頬につけます。このトントンをすると、自然な感じにつくので省力しないでね。つぎに外側の白っぽい色を取って、チークのアウトラインにのせると上記の「艶デュアルフェイスカラー」のグロスの役目に。面倒だったら全体をグルグル、トントンしてつけてもOK。チーク初心者のひとにも使いやすいチークですよ。
「エテュセ」リキッドアイライナーWP ブラック
リキッドアイライナーにはちょっとうるさい私が、久しぶりに「これは、いい!」と思った商品。なにしろ書きやすいし、自然に仕上げられるんですもの。こういうと、当たり前に聞こえるかもしれないけれど案外、このふたつの条件を満たしてくれるものはありそうでなかなかないの。ブラシ部分がちょっと太すぎとか細すぎとか、長いとか短いとか。液の出方がちょっと出過ぎとか、自然にぼかせないとか……ちょっとのちがいが大きく商品の差となってあらわれるのがリキッドライナー。このライナーでまつ毛の根もとを埋めるように引いて、生き生きとした瞳をつくってみて!
ランコム
http://www.lancome.jp/
24h cosme
http://www.24h-cosme.jp/
リサージ ボーテ
http://www.lissage.jp/beaute/
コフレドール
http://www.kanebo-cosmetics.jp/coffretdor/
エテュセ
http://www.ettusais.co.jp/ja/