イソップ4作目となるフレグランス「ローズオードパルファム」が登場｜Aēsop

Aēsop｜イソップ

強さと繊細さを併せ持つ、フローラルフレグランス

EDITOR'S EYE
・イソップ、待望の4作目となる香水「ローズオードパルファム」
・モダニストデザイナーであるシャルロット・ペリアンの生涯、作品、情熱から着想を得て誕生した香水。彼女の名を冠した和バラへのオマージュを込めた
・土の中で育まれる時期からかぐわしい香りとともに大輪の花を咲かせ、そして最後に儚く散っていくまでのバラの一生をロマンティックに表現している

Aēsop（イソップ）から4作目となるフレグランスが登場。「ローズオードパルファム」は、長年のコラボレーターであり、マラケッシュインテンスやヒュイルオードパルファム、アロマティックルームスプレーのシリーズを共に手掛けた、バーナベ・フィリオンとのパートナーシップにより誕生した。

Text by YOSHIDA Miho｜Edit by ANDO Sara

性別を問わない、強さとしなやかさを感じさせるフレグランス

フランスの著名なモダニストデザイナーであるシャルロット・ペリアンの生涯、作品、情熱、そして彼女の名を冠した和バラから着想を得て生まれた「ローズオードパルファム」。強さとしなやかさを感じさせ、繊細でいて開放的、かつ持続性の高い香りに仕上がっている。男女問わずユニセックスで使用できるのも魅力のひとつだ。

バラを独自に解釈し表現したフレグランスは、温室の土から豪奢な花を咲かせ、儚く散っていくまでのバラの一生を描いた。バラが咲く場所に思いを馳せると同時に、シャルロット・ペリアンが手掛けた作品やレガシーをも想起させる香りに仕上がっている。

トップノートはかぐわしいバラの香り。プチグレン、ベルガモット、爽やかな刺激のピンクペッパー、そしてペリアンが生涯に渡り魅了された日本をイメージした瑞々しいシソの香りを加えた。ミドルノートは匂い立つようなフローラルが香る。ドライで刺激のあるイランイランのウッディな香りがする一方で、軽やかでスモーキーなグアヤクウッドと共にジャスミンがローズの香りを引き立てる。ラストノートでは、深みのあるパウダリーなサンダルウッドがほのかに香り、そこにベチバーの柔らかく、ウッディでアーシーな香り、パチョリとアンバーの温かみのある甘いハーブの香り、そしてバルサムが香るミルラを組み合わせている。それらを包み込むように、ムスクのほのかな香りが漂う。

「ローズオードパルファム」は、50mLのアンバーグラスボトル入り。ペリアンがこれまで手掛けた作品の写真集をイメージした、洗練されたボックスに収められている。