KOBAKO│ビューティツールブランド「KOBAKO」永富千晴インタビュー(前編)
BEAUTY / NEWS
2015年5月11日

KOBAKO│ビューティツールブランド「KOBAKO」永富千晴インタビュー(前編)

KOBAKO│コバコ

キレイをかなえるビューティツールブランド 「KOBAKO」

美容ジャーナリスト 永富千晴インタビュー(前編)

女性が“キレイになるための秘密の宝石箱”の意味が込められて誕生したビューティツールブランド「KOBAKO」。
ビューティツールの豊富な経験をもち、細部にこだわる日本のDNAが息づくKAI(貝印)の高い技術と、大人の遊び心を表現する長尾敦子さんのデザイン、そして美容はもちろんトレンド全般に精通する永富千晴さんのビューティマインドの“3つの視点”がひとつとなって、この新しいコンセプトをもつブランドは完成した。
今回は、「KOBAKO」誕生にかかわった美容ジャーナリストの永富千晴さんにその魅力と誕生秘話を聞いた。

Text by OPENERSPhoto by Jamandfix

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マイブラシをもってメイクしたほうがキレイじゃない?

──まず、永富さんが「KOBAKO」の開発プロジェクトにかかわった当初のお話から

「KOBAKO」の構想は、約2年半ほど前にスタートしました。
「女性の美容の道具」に特化したものをつくりたいというお話をいただいて、プロジェクト名は当初から「KOBAKO」でしたが、最初のコンセプトは、エコ・ナチュラルでしたね。でもさまざまな角度から検討しているうちに時代がどんどん変わって、ナチュラルから大人の女性に向けて遊びの要素の多いツール開発へと変わっていきました。

──永富さんの役割は?

私の役割は“女性はどういう目線で美容ツールをとらえているか”という視点から、商品の機能性など細部にこだわりました。

──時代性はどうとらえていましたか?

みなさんよくご存知のように、最近の化粧品は付属のチップやブラシなどどんどん良くなっていて、化粧品は“道具ありきの時代”が来たなと。KOBAKOも最初は、一生モノ的なこだわりのブラシを開発する方向で考えていたんですが、そこから180度転換して、毎日楽しく使える、自分のビューティを表現する道具へと変わりました。

──ツール(道具)のオリジナルブランドって珍しいですよね

女性はメイクのための道具の大切さとか、メイクアップのプロの道具に対するこだわりとかをよくわかっているんですが、どうしてもおざなりになりがちです。でも、メイクもプロフェッショナル化が進んでいて、たとえばファンデーションなどの粉質もとても良くなっているので、素人でもプロっぽい仕上がりが望めるようになってきて、でもそれには良い道具が不可欠。

──たしかに、プロはブラシでメイクを仕上げていきます

ツヤを出すとか、薄づきとか、立体感、メイクの強弱、凹凸感、ほんとに“絵心”をうまく活かすためにはブラシなどのツールは欠かせなくて、みんな自分の顔を研究しはじめているし、「マイブラシをもってメイクしたほうがキレイじゃない?」って気づきはじめています。ブラシを駆使すれば、肌にふんわりのせられるし、大人可愛いナチュラルメイクもできる。商品の特徴が出せて、発色のしかたも全然ちがうんですね。なので、KOBAKOでは、普通の生活のなかでナチュラルメイクを心がけている女性のための使い勝手のいい道具を目指しました。

──ブラシのラインナップにも永富さんの趣味が?

フェイス系のブラシが多いのは、細部より顔の凹凸の立体感をつけるほうが重要だからですね。もちろん用途別に揃えていますが、とてもソフトな毛にこだわったのも、自分流の使い方を見つけて、工夫を楽しんでほしいという思いからです。

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貝印100周年を機に生まれ変わったアイラッシュカーラー

──KOBAKOでは、アイラッシュカーラーがとても人気ですね

まつ毛がトレンドの時代がつづいていて、いまは長さを伸ばす方向から、開き方の時代なんですね。
まつ毛のメイクにかんしては、扇形にキレイに開くことで、全体的に目の横幅がでてきて、大きく見えるけど、それだけだと可愛いキュートさは出てこないんです。キュートさを出すには、まつ毛の真ん中を上げて、クリッとドーリーにしていくと、とても可愛い。そして目尻にセクシーさを出すと、大人可愛い目もとになるんです。

──普通のビューラーとのちがいは?

“カーラー”っていう軽い響きのごとく、カジュアルなところでしょうか。ビューラーより軽くて、上がりやすい。むしろ、あまり力を込めないほうがいいです。

──何度見てもユニークなカタチですよね

じつは、元の原型は貝印さんにあって、10年ほど前からドラッグストアなどで販売されていたんです。愛用者もたくさんいて、評価もとても高かったんです。それを貝印さんの100周年を機に、遊びの感覚も盛り込みつつKOBAKOで表現しました。

──永富さん的にはできあがりはいかがですか?

このスタイルに行き着くまでにはとても時間がかかって大変でした(笑)。でも、デザイナーの長尾さん、そして職人さん、陰で支えるスタッフがいるからここまでこれたのだと。完成度はとても高いし、プライスも安いと思います。ハンディサイズなので、ポーチでもかさばらないし。

──かさばらないのも好評の要因ですね

貝印株式会社 お客様相談室
0120-016-410
http://www.kobako.com

           
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