フランスの香水「MONTALE(モンタル)」の香りを愉しむ
アルミボトルに香る、貴重な「香木」のフレグランス
フランスの「MONTALE(モンタル)」を愉しむ
パリでもっとも美しい広場、ヴァンドーム広場に名だたる高級宝飾店やホテルの一角に店を構えるフレグランスブランド「MONTALE(モンタル)」。香水の大敵である光を遮断するアルミボトルも斬新なモンタルの香りの秘密とは──
文=梶井 誠(本誌)
香りのダイヤモンド、AOUD(ウード)を自在に操る
長年アラブ諸国の王族や皇族の専属調香師として、彼らのためにオリジナルの香りを調香してきたという「MONTALE(モンタル)」の調香師(パフューマー)は、みずからの存在を公にはしていない。
古代アラビア諸国において、王族のみが使用することを許された貴重な「香木」や「沈香」を意味するAOUD(ウード)は、“香りのダイヤモンド”と称され、現在も香木からオイルを抽出する製法は門外不出とされて、神秘のベールに包まれている。
さらに“王の財産”とも呼ばれて、ワインのように年月を経たものはより価値が高まるというAOUD(ウード)。
モンタルの調香師はフランスに帰国後、「香木のオイルを調香する」という特別な技術とノウハウをもって、香りの国であるフランスでもはじめてのAOUD(ウード)をベースに調香したフレグランスブランド、モンタルを2002年にスタートさせ、ヴァンドーム広場に第1号店をオープン。
モンタルの香りは、フランキンセンス、ホウセンカ、アンバー、シダーウッドなど、世界中から集められた貴重な香木を贅たくに使うことが特徴。
オー・ド・パルファムは、日本人の好みやライフスタイルに配慮した17種類の香りを現在販売中。すべての香りはユニセックスで楽しめる。50ml 各9450円から
また、モンタルが日本女性をイメージして調香したオリジナルの香りのオー・ド・パルファム5種類は、日本とフランスのセレクトショップ「コレット」のみで扱う限定アイテムとなっている。
エストネーション各店、CassinaIXC.PRIVATE渋谷店、ストラスブルゴ表参道などで販売中。
MONTALE/T Company
Tel.03-5785-4611
www.montale.jp/