CHANEL｜2011-12秋冬オートクチュールコレクションのメイクアップクリエイション

CHANEL｜シャネル

2011-12 A/W Haute couture Collection Make-up by Peter Philips

ピーターフィリップスのメイクアップに注目

2011年7月5日、パリグランパレで開催された「シャネル 2011-12年秋冬オートクチュールコレクション」。メークアップクリエイティブディレクターのピーターフィリップスが手がけたメイクアップを、バックステージから発信！

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photographer Vincent LAPPARTIENT

繊細で幻想的な目もとと、ランウェイに映えるブルーのネイル

ピーターフィリップスが手がけたメイクアップで印象的なのは、この秋のシャネルの新製品「イリュージョンドンブル」を用いたアイメイク。ヴェール越しに、繊細で幻想的な目もとがのぞく。さらに、ネイルには定番色のブルーサテンを。夜のヴァンドーム広場をイメージしたランウェイに映えるブルーが目もととマッチして美しい。

「今回のオートクチュールコレクションでは、ブリーフィングの初期段階からいくつかキーとなる要素がありました。カール（ラガーフェルド）は、マスキュラン／フェミニンなシルエットや、ヴァンドーム広場を模した会場装飾について、また夜の雰囲気のショーであること、印象的に光る“フラッシュライトシューズ”などについて語ってくれました。そしてここから、僕はスパイの仮面のようなヴェールのアイデアを思いついたのです」と、ピーターは語る。

「このメイクアップはアイメイクにフォーカスしていますが、あくまでヴェールをとおしたもの。肌づくりはピュアに、チークをわずかにのせ、唇はピーチスキンのようなヴェルヴェットマットに。ネイルには、「ヴェルニ」のなかからすでにシャネルの定番カラーとなっているブルーサテンを選びました。これはタイムレスに美しい夜のブルーです」。

「僕がつくりたかったのは、夜を突き刺すようなまなざしをヴェール越しに感じ取れるようなアイメイク。そのために、この秋の新色コレクションから「イリュージョンドンブル」の＃85 ミリフィックを使いました。暗闇のなかで星がまたたくようなアイシャドウです。闇のなかできらめく目もとと、夜の色をまとった指先、そして「ルージュアリュールヴェルヴェット」の＃31 ラフュルティヴが唇でほのかに色づき、こっそり魅惑的なキスを送ってくれます」と、そのクリエイションを解説する。