男性美容研究家・藤村 岳が解説する「手もとに置きたいデザインの魅力」|INTERVIEW(2)
SPECIAL INTERVIEW(2)
ファッションアイテム的な存在感が、メンズビューティを変えていく
男性美容研究家・藤村 岳が解説する「手もとに置きたいデザインの魅力」
今年に入ってAmazonが、Amazonヘルス&ビューティーストアに「男の身だしなみストア」(http://www.amazon.co.jp/mg)を拡大オープン。男磨きカテゴリーとして、「ヘアケア」「スキンケア」「シェービング」「ボディケア」「オーラルケア」「グルーミング」「フレグランス」「衣類・靴のケア」「ハイクラス」の9つのカテゴリーに、約500ブランド・5000点以上の商品をラインナップ。男性美容の本格的な広がりがECサイトにも顕著にあらわれてきている。
Photographs by SUZUKI ShimpeiText by KAJII Makoto (OPENERS)
佐藤可士和プロデュースの「LISSAGE MEN」デビュー
前回のインタビュー(1)で「男の肌にも保湿は不可欠」とメッセージした男性美容研究家の藤村 岳氏。今回は、2015年トレンド予測の一つ、「デザイン性やライフスタイル特化型のアイテムが増える」を、2月1日にデビューした「LISSAGE MEN(リサージ メン)」を例に語っていただいた。
新メンズスキンケアブランド「LISSAGE MEN」をプロデュースしたのは、クリエイティブ・アートディレクター佐藤可士和さんで、商品開発からデザインまで手がけています。女性用のLISSAGEのボトルデザインのアイコンである“トリガー”は踏襲しつつ、底面を三角形、上を三角錐の円形にしている“三次元曲面”デザインが特徴で、見る角度によって印象が異なり、女性用とは違うことを印象づけます。
LISSAGE MENの登場に見る、男性の価値観の変化
じつはこの数年、ヘアワックスの売れ筋に変化があって、しっかり作ったヘアスタイルは頑張っている感があるので敬遠され、“無造作ヘア=作り上げる無造作”が主流です。男性のヘアスタイルにも“エアリー”というトレンドが生まれて、とくに若者の間では、セット力がなくてもふんわりキープできるモノが求められ、男らしさを主張するモノはヒットしづらいなど、世代によって美に対する意識の変化が顕著です。
今回紹介するLISSAGE MENも、「スキンケアはしたいけど、自分のライフスタイルに合うモノを使いたい、置いておきたい」という視点からもあたらしく、たとえば洗面所にこれがあったときに、気持ちよく使えるというのがとても重要。デザイン性やナチュラルな雰囲気など、“ギア的な価値”はまさしくファッションアイテムと同様です。
本格的にケアしたいひとのエントリー向けとして最適
LISSAGE MENは、フォーミングソープ(洗顔料)と2種のテクスチャーのスキンメインテナイザー(化粧液)で、“洗う・うるおす”という簡単なツーステップでメンズスキンケアを楽しむというコンセプトから誕生。
フォーミングソープは、必要なうるおいは残しつつ、マイルドに洗える泡が特徴で、“泡洗顔”の入門には最適です。スキンメインテナイザーは、肌質はもちろん、春夏はIを、秋冬はIIをと、季節によって使い分けできる化粧液で、朝晩、シンプルに使えるのが大きな魅力です。
「LISSAGE MEN(リサージ メン)」
フォーミングソープ(洗顔料)
価格・容量|2160円(150mL)
スキンメインテナイザー(化粧液)
スキンメインテナイザー I(みずみずしいしっとりタイプ)
スキンメインテナイザー II(コクのあるしっとりタイプ)
価格・容量|各3240円(130mL)
LISSAGE MEN
http://www.lissage.jp/men/
藤村 岳
「男性美容研究所(DANBIKEN)」
http://danbiken.net/