平子理沙インタビュー|美しさの秘訣
平子理沙インタビュー
「一生、死ぬまで女性を楽しみたい」(1)
透き通るような白い肌、やわらかな曲線を描くボディライン……まるで地上に降りた天使のように愛らしい姿で、女性たち羨望の的となっている平子理沙さん。しかし彼女の“魅力”は見た目の美しさだけではありません。彼女が愛される理由、それは「平子理沙」だから。見た目のかわいらしさとは裏腹に、好奇心旺盛でエネルギーに溢れている彼女は、とても刺激的な女性でした。
文=オウプナーズ
写真=鈴木健太
「健康であること、それがナンバーワン」
――美容について、平子さんの考えを教えてください。
美容って、まずは身体が健康であることが一番だと思っています。だって、身体が健康だから、肌も髪も爪も健康的なものがつくられる。もちろん化粧品は大好きですけど、それだけでキレイになれるとは思っていなくて。化粧水やクリームは、足りないものを補うためのもの。マッサージやエステにもときどき行きますが、「疲れをとる」とか「リラックス」が目的です。1回のエステより、毎日のお手入れが大切だと思います。
――なるほど。では、健康維持のために心がけていることは?
もともと丈夫なので、めったに身体を壊すことはないのですが「予防」は大切だと思っています。たとえば、スキンケア製品を買うときは自分に合っている成分か、自分のなかで良いと思っている成分が使われているか、何であっても必ずパッケージの裏を見て確認します。あとは、普段から身体を冷やさないようにするとか。代謝が悪くなれば、肌も荒れるでしょうし。ほんとにちょっとしたことなんですけど、そんなちょっとしたことの積み重ねが大事。簡単に、ストレスをためずにできることを実行している感じです。
平子理沙インタビュー
「一生、死ぬまで女性を楽しみたい」(2)
「スキンケアも、バスタイムも、あたりまえのことをきっちりつづける」
――運動や食事制限などはしていないのですか?
運動はまったくしていませんし、食べることが大好きなので、おいしいものを好きなだけ食べています(笑)。しかも、お肉とか中華が大好きなんです。もちろん野菜も好きですけど、お肉と一緒に摂っている感じですね。
――それでもプロポーションを保つ秘訣は?
うーん……。主食をしっかり食べて、間食をあまりしないことでしょうか。私は、甘いものはあまり食べないほうなんです。食事のあとにデザートを食べたりはしますけど、間食はあまりしないほうですね。あとは、自分が欲しているときしか飲まないんですが、ここ2~3年お水に凝っていて、好きなブランドのお水を家に常備しています。結構いろいろ試したんですけど、最近は温泉水と、きつめの炭酸水が好きですね。炭酸水は血行も良くなるし、お腹一杯食事してしまったあとに飲むとすごくスッキリしますよ。
――毎日のスキンケアで心がけていることはありますか?
化粧水をつけて、美容液をつけて、クリーをムつけて、当たり前のことしかしていませんが、保湿はきちんとするように心がけています。だからといってやりすぎたり、油分を与えすぎたりしても、肌に負担をかけてしまいますから、その時の自分の肌の状態をみて、保湿具合を調整していますね。化粧品って、つい買ってしまうので種類もどんどん増えて(笑)。もう、棚が埋まるくらいあるんですけど、そのなかでも「これは保湿力が高い」とか「これはさっぱりめ」とか、自分のなかの位置づけがあって、そのときの肌状態で使い分けています。
――では、バスタイムはいかがですか?
バスタイムも特別なことはしていないです。すぐに熱くなってしまう体質なので、じっくり湯船に浸かったり半身浴したりできなくて……。時間がないときはシャワーだけだったりもするのですが、湯船に浸かるときはきっちり肩まで浸かるくらいお湯を溜めて、5分くらい浸かって出ますね。けど、入浴剤は大好き。バスソルトやアロマオイルや温泉地で買った「湯の花」などを入れて楽しんでいます。とくに最近ハマっているのが漢方風呂! 時間があるときは、それをお鍋で煮出して入れるんですよ。煮出すと濃くてものすごい漢方臭なんですけど、最近それがおもしろくて(笑)。塩とか木酢を混ぜたりして、いろいろ遊んでいます。
平子理沙インタビュー
「一生、死ぬまで女性を楽しみたい」(3)
「オフの日は街に出て、自分の足で“何か”を探す」
――お話を聞いていると、生活のなかに好きなものが溢れていて、すごく楽しそうです。
オフの日はどのように過ごしているのですか?
外に出て街をぶらぶらしたり、友達と食事をしたり、ヘアサロンに行ったり。普通のことしかしてないんですけど、“何か”を探すのがすごく好きです。それは洋服屋さんでも本屋さんでも、CDショップでもいいんですけど、やっぱり自分の足で探したくて。雑誌やインターネットの情報だけじゃなくて自分の目で、と思っています。
――最近手に入れたお気に入りの物は何ですか?
細かい物を挙げるとキリがないです……。買ったものではないのですが、CDが発売するタイミングで事務所からスピーカーをいただいて、それがお気に入りです。音楽はずっと好きなんですけど、最近はあまり音の環境にまでこだわっていなかったんですね。でも、そのスピーカーで聴いたら、「やっぱりいい音で聴くと、音楽って倍楽しい!」って思ったんです。それからすごく音にこだわるようになって、このあいだも、一日中ショップでヘッドホンを聴き比べたり(笑)。
――発売された『CANNONBALL』について教えてください。
雑誌『グラマラス』とavexのコラボレーションなので、CD+フォトブックになっています。CDには5曲収録されているのですが、5曲のうち4曲が英語詞。これは、私自身が洋楽で育ったので海外のトラックで音楽をやりたという思いがあって。フォトブックは、音楽ヒストリーやファッションのインスパイアを受けたアルバムの紹介などもふくめて、音楽にまつわる内容になっています。ファッション誌をやっていると音楽の話をする機会が少ないんですけど、どちらも楽しんでいただける内容になったはずです。
――フォトブックのファッションもすてきでした。普段はどんな服を着ているのですか?
ガーリーとかロックだけではなく、オールジャンル好きですね。ガーリーにロックを混ぜたりとか、古着を混ぜたりとか、ミックスするのがすごく好きです。ひとつに決めずに、いろいろ着ているほうが自分自身も飽きないですし。あとはTシャツがすごく好き。今日も私服なんですけど、一年中着ていますね。テイスト的には、ヴィンテージ風のロックや、70年代っぽい、フレンチも入ったような感じがすごく好きです。
――最後に、平子さんの理想の女性像を教えてください。
女性に生まれたからには女性を楽しむ! 一生、死ぬまで楽しめるような女性でいたいなと思いますね。
――まさに平子さんの生き方がお手本のような気がします。ありがとうございました。
HIRAKO Risa|平子理沙
モデル。インターナショナルスクールへ通い、15歳でアメリカに留学。1990年に帰国し、芸能活動をはじめる。その後は、モデル、タレントとしてTV、雑誌、広告など幅広い分野で活躍。現在は、その美肌やスレンダーボディから、ビューティ&ファッションリーダーとして注目を集め、幅広い年代の女性に影響を与えている。2010年5月21日、雑誌『GLAMOUROUS』(講談社)とエイベックス社の共同企画であるCD&フォトブック『CANNONBALL』をリリース。好きなアーティストはマイケル・ジャクソン、エアロスミスなど。