Truefitt and Hill|トゥルフィット&ヒル モニターレポート|宮本益光(バリトン歌手)_Vol.2
Beauty
2015年3月13日

Truefitt and Hill|トゥルフィット&ヒル モニターレポート|宮本益光(バリトン歌手)_Vol.2

トゥルフィット&ヒル モニターレポート

宮本益光(バリトン歌手) イタリア滞在記(中編)

トゥルフィット&ヒルと行く、Road to Romeレポート

「洗顔料なんて、オペラの後のメイクを落とすときにしか使ったことない」と笑うバリトン歌手の宮本益光氏。トゥルフィット&ヒル製品一式を携えてのイタリア滞在記は、「ローマへとつづく=Road to Rome」悪戦苦闘(?)。まずはひげ剃りからチャレンジです。

写真=Jamandfix(スタジオ)写真・文=宮本益光

トゥルフィット&ヒルを知ることで、ジェントルマンの精神構造の一端に触れられる?

2008年の初夏、ロンドンのバービカンホールでコンサートを聴いた。公演前、トイレに入ったのだが、英国紳士たちは颯爽とブリティッシュスタイルのスーツをその身にまとい、きちんと列をつくり順番を守って用を足していた。そのときはイタリアからイギリスに入ったので、ついつい国民性を比較してしまい「イギリス人 トイレの中でも ジェントルマン」と納得してしまったものである。

さて、トゥルフィット&ヒルのモニターを依頼されたとき、恥ずかしながらその存在をはじめて「世界最古の理髪店」の肩書とともに知ったのだが、その僕がトゥルフィット&ヒルに抱いた最初のイメージは「よほど切れ味爽やかなカミソリにちがいない」という、製品としての能力の高さであった。

ところが使用法の説明を受けて驚いた。なんとブレード部分はジレット製だというではないか。「おいおい、ジェントルマン、自社のカミソリじゃないのか……」と、鼻息荒く抗議したいところをグッと堪える。たしかにジレットは世界シェアを誇る良品だし、ということはどこでも手に入るということだし……、しかしですな「このクリームの香りは……」とか、「あえてかかる時間を大人の嗜みとして……」のように、誤解を恐れずにいえば、技術よりも精神論重視の製品であるかのような説明ぶりがつづくってのは、トゥルフィット&ヒルよ、お前は何を告げたいのか。

「トゥルフィット&ヒル」のレポートのため、商品説明を受ける

いや、もちろん製品の機能性もすばらしいのですよ。しかし話の節々に「なぜならジェントルマンだから」的なニュアンスが見え隠れしているように感じたわけだ。「武士道精神みたいなもんか?」と納得の糸口を模索したことが忘れられない。

トゥルフィット&ヒルを知ることで、ジェントルマンの精神構造の一端に触れることができるのか……、製品の機能美体験以上に、トゥルフィット&ヒルにみるジェントルマン探訪が僕の重要命題となった。

“アルティメイトなコンフォート”を語る

イタリア・ミラノでトゥルフィット&ヒルの洗礼を受けることになった僕。まずは説明通り洗顔からスタート。「アルティメイト・コンフォート・フェイシャル・クレンザー」と書いてある。なんだか知らないがピカピカになりそうな気がする。しかし洗顔料なんて、オペラの後のメイクを落とすときにしか使ったことないので、朝一に洗顔料を使って洗うなんてちょっと恥ずかしいという先入観がある。たいていの大和男子はそうなのではなかろうか。ま、その先入観もアルティメイトにコンフォートしてもらおう。

手にとってみると、嫌な匂いはまったくない。恐る恐る顔に伸ばしてゴシゴシすると、砂のような感触が。よく分からんが粒々が入っているようだ。ふむ、これはいい刺激だ。汚れが落ちそうな気がする。いい匂いの軟弱な洗顔料とは異なり、男の洗顔料といった感じだ。

気に入ったのが「アルティメイト・コンフォート・プレシェーブオイル」だ。再びアルティメイトなコンフォートであるが、この黄色の液体は洗顔後、ヒゲに塗りこむことでヒゲを柔らかくし、カミソリまけを防ぐ効果があるのだそうだ。

「男はちょっとくらいカミソリ負けした方がいいんだよ」が持論の僕ではあるが、このオイルの柑橘系の香りは、愛媛のいなか町に生まれた者にとってじつに心地よい。「カミソリ負けのためじゃないよ、いい匂いだからね……」と、最初は自己弁護しながら使っていたが、この瞬間がもっとも好きになるのにそう時間はかからなかった。

オーストリアはウィーンのホテルで。このホテルの名前は「ベートーヴェン」。向かいにはアン・デァ・ウィーン劇場が見える。この劇場で1805年に初演されたベートーヴェン唯一のオペラ「フィデリオ」。奇しくもトゥルフィット&ヒルの創業とおなじ年である

イタリア滞在記(後編)へつづく

宮本益光ホームページ
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イタリア滞在1日目

トゥルフィット&ヒル

           
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