第29回 08年春ビューティトレンド(5)パーソナル編「私だけの…」
小林ひろ美が指南! 2008年春 ビューティトレンド(5)
パーソナル編「私だけのビューティトレンド」
2008年春のビューティトレンド。最終回は、小林ひろ美さん自身のビューティトレンドを語っていただきます。
まとめ=染谷晴美(本誌)語り=小林ひろ美Photo by Jamandfix
旅先で手に入れた、お気に入りの香り
アマングループのアマヌサ(バリ島)に行ったときのこと。さすがにサービスがよくて、どこに行っても、すぐおしぼりが出てくるんですね。しかも香りつき。それがとてもいい香りで……。なぜこんなにいい匂いがするのかしらって、あまりにも気になったので、スタッフの方に尋ねてみたところ、プルメリアの花を丸ごと漉(こ)して抽出したオリジナルのエッセンスを、氷水に数滴垂らし、その中で絞ったおしぼりをお客さまに出しているのだと教えてくれました。
どうやら非売品のよう。でも、私の「ほしい!」という思いが伝わったんでしょうね、スタッフの方が「では差しあげましょう」と、特別に3本、売ってくださったんです。以後、お風呂の中に入れたりルームフレグランスにしたり、もちろん、おしぼりをつくるときにも使っています。ラスト1本も残りわずか。なくなったらまたバリに行こうと本気で思っています。
お守り代わりの天然石
“天然石”を毎日バッグに入れて持ち歩いています。落ち込んだときは、手に持ってもみもみ(笑)。そうやって触れているうちに、だんだん色が白くなっていくんですね。このアメジストも本来はもっと濃い色なのですが、波動を吸うごとに薄くなってきています。もろくもなります。ちょっとこすっただけで割れてしまうこともあるくらい。でも、塩水で洗浄すると、色も強度も復活する。不思議です、神秘です。
マイナスイオンが出ているので、お風呂の中にも入れます。コンピュータの周りに置いておくのもいいですね、電磁波を吸ってくれますから。とにかく、持っているだけで安心できる。私にとってはお守りのようなものです。
あの人気商品が、さらにバージョンアップ
『ナショナル』の「イオンスチーマー ナノケア」は幅広い女性に利用されているヒット商品。私の会社にも常備していますが、昨秋、さらに機能を進化させた新製品が発売になったのをご存じでしょうか。
従来品は温かいスチームのみが出てくるマシンで、冷やすケアは別売のクールパターを用いるというものでしたが、新しいタイプは、温冷のスチームが交互に出てくる。つまり、フリーハンドで温冷ケアができる優れものなのです。
この商品の開発には、私の母・美容家の小林照子も携わっています。プログラムには「クリア肌」「ハリ・弾力肌」「皮脂ケア」の3つのコースが用意されているので、なりたい肌になれる!はず。ぜひお試しください。
やっぱり、ビューティを語ると“香り”にいきつく
気づけばいつも、自分にとって心地よい香りの商品を選んでいますね。自然派コスメのなかで、いまとくに気に入っているのは『アグロナチュラ』の製品。イタリアと日本の共同開発で、ケミカルなものは一切入っていない。BIOマークもしっかりついています。たとえば、「ローズウォーター」の原料は、アルプスの水で蒸留した有機栽培のダマスクローズ。私はよく、リフレッシュしたいときにシュッ!と吹きかけています。
「ビオリーブス ポケットレメディ ミントミックス」もマイブーム。アルコールフリーなのにスーッとした爽快感が得られるので、イライラしているときは、こめかみやパルスにつけて深呼吸。落ち着きますよ。香りはほかに、オレンジミックスやラベンダーミックスなどいろいろ揃っています。価格も1000円ちょっととお安いし使いやすい。こういう商品、大好きです。
そしてもうひとつ、『アヴェダ』の「シンギュラー ノート ローズ」。これはかなり愛用しています。寝る前に、美容のリンパがある鎖骨につけ、手に残った香りをかぎながら眠る。安眠できます。
最近いい香りを感じていないなと思ったなら、好きな香りを探しに出かけてみる。最近心地いいものに触れていないなと思ったなら、テクスチャーのいいものを選んでみる。高級なものより、肌なじみや香りで癒されるもの、こころを解き放つもののほうが、その人にとってはきっと威力を発揮するはず。
だから、自分はいまこれを必要としているのだという感覚を大事にしてほしい。そういう目利きのバランスが持てると、きれいになれるだけでなく、快適なライフスタイルが送れるのではないかと私は思っています。